Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

祈りに代えて・・続き

2011-03-22 00:26:53 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!ここの所、拙ブログは週1回更新と心に決めているのだが、先日の東日本にての震災の事もあり、増刊号を記させて頂きます。

交通網も徐々にだが復旧し、救援物資も送り込み易くなった東北を中心とする被災地だが、震災による混乱につけ込んだ盗難事件とか義援金活動に絡む詐欺や恐喝も生じている様で、本当に遺憾な事である。ある知友の記事にて分った事だが、窃盗は仙台市内だけで数百件以上発生、被害額は1000万円を超える様だ。又、全国各地にて個人宅などを回って義援金名目で現金を騙し取ろうとする所業もあるそうで、中には拒否した相手を恐喝する悪質なケースもあったとか。

確かに、昨今の経済低迷により、被災した不運な家庭や商店より、良くないと分っていながらつい手を出すケースはあり得るだろうが、以前の我国なら、それを許さぬ倫理観念が有効に働いたはずであり、前世紀末の阪神・淡路大震災にては、この様な不心得は今回程には目立たなかったと思う。これはやはり、道徳倫理を蔑ろにした、戦後教育の不良が原因との想いは、俺一人ではなかろう。今は、この事を云々できる状況ではないので、又後日改めて主張したく思う。

原子力発電所事故に伴う風評被害も、地区によっては深刻な様だ。福島発電所の南隣のいわき市にては、放射線の影響が増幅して報道され、その為救援の食糧、燃料、医薬品などの送致が業者の拒否に遭って不能となり、同市内の方々は、日常生活への多大な支障と共に、避難所へ移る事さえ叶わない状況であると言う。正常な医療活動を阻んでいるのも事実。行政当局は、県都福島、郡山の両市よりも影響の少なさを明記して通達を発した由だが、徹底はしていない模様。更なる強い周知を行い、いわき市やそれに準じた境遇の自治体へも、円滑に物資が流れる様努めて頂きたい。

報道映像だけで、東日本の惨状が実感きるかと言えば心もとないのだが、当地でもその事を感じられる事共はある。この所JR中央線にて頻々と行われている、貨物列車による燃料輸送がそれ。元々は、長野県を中心とする信越地区向けのものであるが、今春は様子が違う。3月も下旬になって、輸送頻度が急増しているのだ。通常なら土・休日は運休のはずだが、先週辺りより曜日、昼夜の別なくフル運転が続いている。この頻度は尋常ではない。長野県だけでなく、中央線東部を経て東北方面への油脂が運ばれているのは間違いのない所だろう。この一事を見ても、被災地の悲惨さ、大変さが伝わって来る事が感じられるのは俺一人ではないと思うのだが。一部の鉄道愛好者の間では認識されているが、一般の関心は中々にない様だ。だが、こうした様よりも、俺は此度の惨禍を決して遠くの出来事と思わず、やがて自らも見舞われるかも知れぬ事を、改めて自覚したく思う。

今回の締め括りに。被災各位は、もう十分に死力を尽くして日々を生き、相互に必要なご協力をしていらす。何もこれ以上頑張る必要はない。ここは肩の力を抜き、内外の援助を受け入れて、一息おつきになる事を勧めたい。一番大切なのは、惨禍に遭う前の「日常」を少しでも取り戻す事だから。俺も敢えて「頑張って」とは申さない様にします。

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2 コメント

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東北地方太平洋沖地震で被災されたかたをはじめ (mie...*)
2011-03-23 01:05:50
日本中を悲しみに包みました

そんな中、津波から逃れ
未来を見つめひ たむきに生きてく人々からは
生きる強さも学ばされている今日この頃ですます

私自身も過去に津波警報が発令された時に
何度か高台に避難した経験はありますが
心のどこかに そんなに高い津波は来ないだろうという
心の甘えと油断がありました

しかし実際に起きた
東北地方での大津波の映像を見たときに
自分の愚かさに改めて気づいたのです

今回おきた東日本大震災は
日本中の国民に 目に見えない
多くのものを残してくれましたよね。

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ご多忙の中、又、先日の震災の被害もある中でのご... (HAKASE(jnkt32))
2011-03-23 22:45:02
此度の震災は、歴史上も稀に見る大災害であり、犠牲被害も桁違いであります。
東北岩手の釜石、気仙沼、陸前高田の三地方都市が事実上壊滅、市街地の全てを消し去った大津波の様は、正にこの世の地獄絵図でありました。
しかしながら、お言葉の様に、その様な災厄にも怯む事なく再起を図る、健気で勇気ある被災地の方々に、我々は心よりの声援を贈るべきであると心得ます。
これまで幾多の歴史の経験を重ねながらも、予期せぬ事象は起こり得るものですね。悲劇なれど、こうした事共より、次の震災に見舞われる懸念ある東海地方の我々は、少しでも色んな事を学んで参りたく思います。その事が、不幸にも此度落命された多くの方々への、大いなる供養となるものと心得ます。
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