Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国際化と言う甘言

2015-10-03 20:54:56 | 国際・政治
2015=平成27年10月も、拙ブログを宜しくお願い致します。一雨毎に秋本番へと季節の移ろいを感じる様になった。こう言う時の晴天は「秋晴れ」に相応しい心地良さを感じるが、同時に昼夜の温度差が拡大して風邪などで体調を崩し易くなるのも事実。引き続き健康安全には留意したいもの。直接は無関係は分っているが、折しも癌闘病中だった女優 川島なお美さんが惜しくもご逝去となった。謹んでの弔意と共に、女子プロレスの北斗 晶元選手以下、癌治療に取り組まれる多くの方々が、少しでもご快癒の方向へ向かう事を願って止まない。慶事の方では良く知られる俳優 福山雅治、吹石一恵ご両名のご成婚が筆頭。こちらも一言祝意と共に、前途のご多幸を祈りたい。

さて本題。5年越しの長丁場となった、環太平洋経済連携協定TPPの、大筋合意へ向けての交渉が最終局面の様だ。音頭取り役の米合衆国や、加、豪などの先進国なども加わって大変折衝が難しく、我国代表の甘利経済再生大臣はしばしばの徹夜会議などもあって、健康面が懸念される程疲労されていた様だ。くれぐれも無理のない様お願いしたい所。又、分野的には自動車関連、一部の医薬品と畜産の乳製品、それに情報メディアなどの知的所有物を巡る交渉が特に難物の様だ。早ければ明日未明にも大筋合意に漕ぎ着けられそうだとの観測もあるが、どうか我国の諸産業が大きな痛手を被らない所での大筋合意ができる様、最後まで努力をお願いしたい。

「外交は難しいもの」は当たり前の話だが、TPP交渉の流れをざっと見ても、その事が何となくは分ると思う。超大国であり、帝国主義型資本主義の本場でもある合衆国は、自国 と言うより自国籍の巨大企業の権益保護の為には徹底して押しまくって来るし、加、豪やメキシコなどの諸国も、大国である事をちらつかせて、強気の姿勢に出る事が多い様だ。又、国内の主力産業が牧畜である事を理由に、乳製品の市場開放を強硬に迫る国もある。TPPに参加する我国は、交渉妥結の後も、これら強気の諸外国を相手に、今まで以上に難しい貿易交渉や折衝を粘り腰でこなして行かなければならない。一口で「国際化」と言っても聞こえは良いが、一つ間違えば国内の有力産業衰退にも繋がりかねない。実態は決して甘くないと言う事だろう。

俺も余り大きな事は申せず、決して語学面も達者ではないが、「国際化」と言う言葉を決して安易に好意的に受け取ってはならないと言う事は、少しは理解したつもりだ。国際親善にしても、例えば青年海外協力隊のメンバー各位の死を賭した尽力は、それは尊重しなければならないし、我国の良さを敬愛して訪ねて下さる旅行者各位は、それは好意的に迎え、必要な支援をすべきであるのは言うまでもない。だがその一方で、定住外国人による犯罪が頻発して治安が悪化したり、銃火器や有害薬物など、我国の平和を脅かす危険な物品が入り易くなる、或いは地球温暖化と相まって、それまで他国でしか見られなかった疾病の症例が多く出たり、我国原産でなかった動植物が生態系を脅かす程勢力を増したりする、リスクの事共も国際化の一環なのだ。先月、埼玉県下で生じた、南米系外国人による、6人が犠牲となった凶行はその典型。過日あった、東京・八王子のスーパー店員皆殺しや、世田谷の一家全員殺害なども外国人犯罪者関与の可能性大とされ、三度「国際化」の負の一面をまざまざと見せつけたのではなかったか。悪徳商法や特殊詐欺を働く連中の様に、自らに都合の良い「国際化」ばかりに良い顔をし続け、もう一方のリスクに目をつぶり、保安警戒の努力を怠ると、この様な悲劇を招くのである。そろそろ我々(騙され易い)日本人も、こうした惨禍よりの教訓を体系立てて学ぶべき時が来ている様に思うのだが。

川島さんの弔事、福山・吹石ご両名の慶事の(行き過ぎた)報を見ても分る事だが、諸事についてのメディアの取り上げ方も大きく適切を欠くのではないか。国際化にしても、表面イメージの良さそうな所ばかりを強調し、もう一方の危険な所を進んで伝えようとしない不良姿勢は、やはり「偏向」の誹りを免れないであろう。そも「命を賭した」真摯な報道のあり様とは天地の差ではないか。シリア国内戦などに伴う、多くの難民受け入れのあり様が欧州にて大問題になっている。いずれ我国も何らかの支援に乗り出さざるを得ないものと思われるが、移民共々、民主党他左派野党やエセ人権勢力の様に安易な受け入れを声高に主張するのは考えもの、と言うより明らかに危険だろう。中東系難民は、頭では分かっている様に、イスラム教徒が大半を占める。この地方の方々が大勢我国へ渡るとなれば、既に多くが定住し、その大半がキリスト教徒である中南米系外国人との間に、深刻な宗教的軋轢を生じる事は火を見るより明らかだ。悪くすれば、そうした混迷に乗じてイスラム教過激勢力が我国へ武装して密入国し、戦争と大差ない宗教紛争を引き起こす可能性だって大きくある。つまり日本国憲法改正を待つまでもなく、我国に戦乱がやって来る恐れがあると言う事だ。所謂「お花畑」と揶揄される反戦平和勢力やエセ人権勢力が事ある毎に聖典視する、第9条を初めとする日本国憲法は元より、凶悪犯を処罰する刑事法制すら悉く用をなさなくなる。つまり我国が国家として機能できなくなり、結果多くの国民市民が犠牲となる最悪の事態だって考えられるのである。そうなったら、移民難民大量受け入れを声高に主張する民主党や左派野党、自称反戦平和やエセ人権などの諸勢力は、一体どの様に祖国日本や日本人に対する責任を負うつもりなのか。大きな見ものではあろう。

古来より、一部は秀逸な外国人の手を借りたとは言え、我国の平和と繁栄は我々日本人が多くを築いて来た。その平和と繁栄を、僅かな不注意で損ない、失われる事がない様にする為にも、一見しては聞こえの良い「国際化」と言う言葉を、くれぐれも軽く扱う事のない様、我々は注意を新たにしたいものだ。そこから考えを発展させれば、安倍政権が些か無理をして成立させた、安全保障関連法制にも一定の正当性はあると思わざるを得ない。現状違憲の一面もそれはあろうが、世界に乗り出し、股にかける日本人がこれだけ増えたにも関わらず、戦後70年間全く見直しも改変もされない国内法のあり様も、同じ位おかしいと感じるのは俺一人ではないと愚考するのだが。
今回画像は、拙故郷近くの豊橋市内を流れる豊川(とよがわ)の様子。河畔のコスモスの見頃も、もうすぐ幕です。
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