Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「対岸の火事」ではない

2018-05-07 20:15:36 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!6野党のストライキ的審議拒否もあって停滞していた国会が、明日にも正常化される見通しとなった。加計学園問題に関する、柳瀬・元総理秘書官の国会招致実現がきっかけとされ、政権与党の対国会運営姿勢も、決して十分な姿勢でない所は分かるが、そうかと言って 必要な法案審議まで巻き込んでの全面停止は、いつまでも認められるものでないのは明らかだ。

今度の停滞劇の一翼だった、辻元立憲民主衆院国対委員長は「明日からはギヤを切り替えて」とのたもうたが、そんなに調子良く 事は回るのだろうか。20日に近い空白後の、発進前の点検は十分なのか。いざアクセルを開けて加速したら、ギヤもクラッチも飛んで動けなくなりました・・では話にならないではないか。「急加速」が得意な辻元衆議なら、現実となりかねない。ここは努めて冷静に(傍目には 冷淡に、に見えるかもだが。苦笑)推移を見守りたいものだ。

本題です。世界の大都市が抱える、共通の問題が 事件事故の多発による治安の不良だろう。昨日の地元紙 C新聞に、英国の首都・ロンドンにおける 最近の治安悪化についての記事が載ったので、以下引用しながら見て参る事としたい。

「ロンドン 殺人事件急増~警察予算の削減 影響か」

ロンドンの治安悪化が著しい。比較的安全というイメージがあるが、今年に入り 殺人事件の数が急増。2月、遂に米国ニューヨーク(NY)を上回った。中でも 改造ナイフや銃を持った若者同士の縄張り争い「ポストコード・ウォー(郵便番号戦争)」が深刻化している。欧州でテロ事件が相次ぎ、テロ対策予算を優先した結果、警察関連の予算が削られ、地域の防犯対策が追いつかないことが 大きく影響しているようだ。

(若者が縄張り争い) ロンドンの殺人事件の数は、これまで NYの半分以下だった。それが 今年 2月は 17件と NYを 3件上回り、英メディアは「現代史で初めて」「(西暦)1800年以来ろ」と大々的に報じた。一連の事件は、加害者、被害者とも十代を含む若者が圧倒的に多く、大小さまざまな刃物が使われているのが特徴だ。2月下旬には、ロンドン北部の 半径 1kmの範囲で、2時間に 4件の刺傷事件が起き 2人が死亡。英メディアによると、被害者の男性(20)は「サムライ・ソード(日本刀)」で襲われた。厳しい規制にもかかわらず、若者が銃弾に倒れる事件も増加。4月にはロンドン北部で、少女(17)が 若者グループが乗った車から発砲され死亡した。いずれも「郵便番号戦争」として報じられ、背後に薬物取引などを行うギャング(反社会勢力)の存在も指摘されている。

(職質で刃物押収) ロンドン警視庁などが 2月に実施した一週間の一斉捜索では、路上での職務質問などで 265本の刃物と 6丁の銃を押収した。カーン市長は 英紙ガーディアンに「政府が警察予算を大幅に削ったため、警察官の数は ここ 30年で最も少ない。犯罪の増加は国家的問題だ」と寄稿し、政府に予算増を求めた。英内務省によると、英政府が予算編成権を持つ イングランドとウェールズの 2016(和暦平成28)年度の警察予算は 全体で約 73億ポンド(=約1兆1000億円)と、2010(前述同22)年度の約 14万人から 2万人程減った。英政府はその一方、テロ防止が喫緊の課題として 警察予算の中でもテロ対策費を 5000万ポンド増加。MI(エムアイ)5、同6など情報機関の予算も増え続けている。

英内務省は 本紙の取材に「(郵便番号戦争の)問題に対処するには、ナイフ所持が必要と信じる若者の意識改革を行うなど 新たな考え方が必要」と強調。予算削減と事件増加の関連を暗に否定した。だが昨年、イングランドとウェールズでは、ナイフ犯罪で 39人の未成年が犠牲となった一方、警察官を増やしたスコットランドはゼロだった。犯罪件数が激減した NYでも警察官の増員が功を奏したとされる。ロンドンで 青少年の犯罪防止教育を続ける慈善団体代表のパトリック・グリーン氏は「スコットランドでは 警察官、社会、教育が一体となり、子どもたちを犯罪から守ろうとしている。解決策は予算増しかない」と話す。(引用ここまで)

英国は、現状でも我国に比して移民の割合が多めという事実を考慮しても、今日のこの問題は、遠くない時期に、我国内でも問題化する可能性を孕んでいる様に思えてならない。これまでも、暴走族集団間の抗争が複数回起き、死傷者を出す事態となっているし、一般人を襲って死傷させる事態も一度ではない。外国人の居住者も増える一方で、それに伴い 海外から銃砲刀剣類が不法に持ち込まれ、犯罪に用いられるリスクも高まる気配。これに対し 警察官の人数面は、決して十分ではない所もあるし、何よりも 少子化による人員面と、納税人口減少による予算面の不安が、目前に迫っている風情ではないか。英国同様、犯罪防止教育は我国でも重要だが、果たして警察及び公私立を問わぬ学校多数の、取り組みの本気度が今一つ伝わって来ない様に感じられるのも事実。

加えて、それ以上にこうした教育への熱意が見られない日教組と左派勢力、防犯への関心を削ごうとしているとしか思えない 報道メディアの不良姿勢(深夜の都市部でも、女性が単身 安全に外出できるなどとする虚偽情宣は、その典型。実際は、しばしば殺傷や強盗、性暴力事件が起きている)、それに野党の無関心も強く糾されるべきだろう。大事な事は、道徳観念の再建と共に「自らは、自らで守る」強い姿勢を養う努力だろう。これは、人が生きる上で弁えるべき真理のはずだからだ。今回画像は、今春 岐阜・可児市内にて捉えた、名古屋鉄道広見線・御嵩(みたけ)支線沿いの桜と、通過する列車の様子。多くの土地がそうだった様に、山間に割と近いこの土地でも開花は早く、普段より一週間は前倒しで見頃を迎えた様な記憶がありまして。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大声では言えない 憲法記念... | トップ | 東大生協絵画廃棄問題は 十... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・経済」カテゴリの最新記事