Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

神奈川・川崎の無差別殺傷事件に思う事

2019-05-30 21:17:10 | 社会・経済

少し遅れで恐縮だが 一昨日、神奈川・川崎市内で生じた 登校途中の小学生複数が巻き込まれた無差別殺傷事件につき、犠牲のお二方への弔意と、負傷各位へのお見舞いを申したい。犯人とされる五十代の男性容疑者は凶行直後に自刃死した為、犯行動機などの詳細は 今後の警察捜査に待つ事となろうが、学生時分に拙者が世話になった下宿の在処からも遠くないだけに、誠に遺憾な出来事だ。

TV報道などによると、此度の犯行には小学生多数の登校時刻や乗り合わせるスクール・バスの乗車場所など詳細を把握した上で 高い殺傷力の大型刃物複数を事前に準備した形跡が見られるなど、極めて計画性が高い凶行だった様だ。ミッション系と思われる 事件に遭遇した小学校の児童送迎に関する安全姿勢は現状考えられる最善が尽くされ、登下校時の教師と父兄による見守り、スクール・バス利用の集団登下校の徹底などが実施されていた。又、万一に備え バスを運転する方は、運転台に一定の防具を備えられていたとの話も聞いた。

そうした我国での現状最善策を以てしても、今回の様な自殺覚悟の通り魔事件を防ぐ事は叶わなかった。もうこうなると、今までの我国の防護策では対応しきれなくなって来ているのも事実だろう。此度の犯行は、バス乗車を待つ小学生達や見守る父兄、教師の各位から死角となる後方から無言で短時間の内に実行され、二名の犠牲と十数名の重軽傷を生じた挙句、犯人自刃まで僅か十数秒だったといわれる。計画的、そして瞬時ともいえる短時間の凶行に 現状学校関係の各位は誰も対応できない事だろう。

これまで、下校時には 学童が事件に巻き込まれる前例が多くあった事もあって 行政も監視や見守りの強化に動いてはいたが、今回の事件は登校時にも同様の問題がある事を露呈した。こうなると、拙者が最早寿命尽きたと主張する 性善説に基づく長閑な向き合いではダメで、治安の悪化が進んだ海外の一部諸国の様に 必要時に犯人と格闘できる要員を付けられる様 警備会社と契約もしくはその準備の為の検討をすべきではないのか。防犯教育も 今までの手法を改め「集団登下校でも、リスク有」の姿勢を初めから学ばせ、特に集団行動の折に隙となり易い後方にも目配りができる様訓練する必要があろう。

刃物販売のあり方も問題だ。銃砲刀剣類等取締法によれば、刃渡り 6cm超の刃物携行はそれ自体が法令違反で、逮捕もあり得る行為である。しかしながら今回の犯人は、プロ向けの大型刃物複数を準備していたとされる。ネット通販の扱いなど難しい所もあるのは分かるが、大型刃物は原則店舗での対面販売に限る様にして、受け渡し時は購入者の身元が分かる証の提示を求め 状況によりコピーを残すとか、使用目的を糾す位は行って良いと思う。「刃物を扱う使用者サイドの問題」との主張も分かっている。拙者は、刃物の製造販売自体を禁止規制せよと申しているのではない。今回の様な間違った使用が後を絶たない為 一定でもその抑止策を求めているのである。被害を増やさぬ新しい防犯教育と共に、こうした適切な監理も併せて行える様に願いたい。

今回触れた防犯策は、お花畑の護憲原理勢力は到底対応できない事だろう。性善説でがんじがらめに自縄自縛のこの連中は、これまでなかった凶行から子供達を守り得る策を考えるなど初めから無理だろう。事件の一方で「犯人の生育環境にも配慮を」とか「自刃死を以て責任をとった」などの擁護論も耳にしているが、過分に与するのは禁物だ。平成初期に兵庫県下で生じた小学生殺人犯にも言えた事だが、一部では必ずこうした凶行に及んだ者を「ダーク・ヒーロー」として崇めようとする不良で病的な思潮が横行していると聞く。この様な不正義を看過してはいけない。被疑者死亡といえど、あくまでも罪業は罪業として糾すべきだ。それが、不幸にも犠牲となった方々への供養にもなる事と信じるものだ。今回画像は、当地名古屋の副都心・金山付近の JR中央線を山間へと向かう在来線試験列車「ドクター東海」の様子を。


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