Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自衛隊日報問題雑感と、今春の桜回顧

2018-04-07 18:43:15 | 国際・政治

2018=平成30年4月も第一週が過ぎ、例年より一週間は早い 当地愛知平野部の桜も、先日までに見頃を終わった。毎春、少しでも多くの画像記録をと思いながら、特に 今春は 開花から見頃までの期間が特に短く「それでは撮影を・・」と思い立った時には、もう見頃を過ぎていたとの風情が大きくある。それでも幾つかの見所は覗けたが、決して満足できる結果を残せなかったのは事実です。

さて本題。満足、そして納得できないと言えば、この所問題視されている、自衛隊日報の不明朗な所だろう。野党側が特に問題視している「文民統制シヴィリアン・コントロールの根幹に関わる問題の疑いあり」の主張も、一定は理解するものだ。以下、某ネット記事を引用し、この問題を少し見て参りたい。

「日報問題 小野寺防衛相 自衛官に異例の訓示」

存在しないとされていた、イラク国での自衛隊日報が、航空自衛隊でも発見されたことを受けて、小野寺防衛相は 4/6 すべての自衛官を対象に 異例の訓示を行った。

「防衛省、自衛隊に対する国民の信頼を 再び大きく揺るがす 極めて大きな問題であり、今私は 大変強い危機感を抱いています」小野寺防衛相は この様に述べた上で、全国の自衛隊員に対し 文書管理や情報公開業務を徹底するよう訓示した。

また同大臣は、防衛省幹部に対し「日報の、全自衛隊における確認作業を徹底的に行い、この問題に終止符を打たせて下さい」と命じた。

尚、航空自衛隊は「日報」がこれまで見つからなかった理由について「日々の報告を一週間分にまとめたファイルの中にあったため 見落としがあった」と説明した。

一方で、防衛省は去年 7月、日報すべてを洗い出して 統合幕僚幹部に集約することにしたものの、航空自衛隊は イラク国(での活動)に関する日報しか洗い出していなかったことも 4/6夜 明らかになった。指示が徹底されていないことが露見した形で、更なる批判を浴びそうだ。(引用ここまで)

記事を一読する限り、本当に 政治家や官僚などの文民統制(シヴィリアン・コントロール)の 大元の信頼に関わる事象だろう。今回は、海上自衛隊を除く、陸と空の二自衛隊内部の統治(ガヴァナンス) が徹底されていない証左と見られても、仕方ないものがあろう。そしてそれらは、安部総理や小野寺防衛相一人の失態では勿論なく、稲田前防衛相他、歴代内閣の総理や防衛幹部の不心得が積み重なった、大変に深刻な側面があろう。その事象に悪い意味で慣れ、不良を見過ごしにして来た事も、糾されるべきだろう。

その一方で、安全保障の実務に携わる自衛隊には、その職務上 どうしても明かす訳には行かない機密の所もあろう。要は、どうしても必要な 最低限の機密を守りながら、国民が知る事のできる 前述した機密分野以外の広い所で公正を期せる様、日報などの取り扱いには、改めて公明正大を目指す様 不退転の改革姿勢を見せて頂きたいものだ。現状を放置していては、安保面の 自衛隊の位置づけを確かにしようとする 憲法改正に着手できる時期が、増々遠のいてしまうだろう。そしてそれは、改憲の議論さえ認めたくない、容共左派勢力に 跳梁の口実を与える事にもなるのだ。

桜回顧の続きです。前述の様に、当地愛知平野部の桜の見頃は、多くは先月末までに終わってしまった。例年より、確実に一週間は早かっただろう。当然ながら、平地での見頃が終われば 山間へと移って行く。その見極めで、今春は 一つ学べた事があった。一昨日の事だが、岐阜西濃へ様子見に行った時の事。大垣市西方までの岐阜県側は、この時点で 見頃が終わっていたのだが、戦跡で知られる関ヶ原を過ぎて滋賀県側に入ると、様子が一変する。

その辺りの桜は、新芽こそ吹き始めるも まだ花は盛りと言ってよく、平日なるも、少なからぬ見物客や 写真愛好者達で賑わっていた。天気は、正に降雨の寸前で、手前の土地の 見頃終了に惑わされる事なく、己の目で確かめた結果である事を思い知らされたものだ。とに角、判断に迷う場合は 必ず現地へ行って 自身の目で確かめる事の大切さを 改めて学んだ気がした今週でした。向こうを行く線路が、名古屋からの往来で利用した JR東海道線。最寄り駅は、近江長岡であります。


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