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Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ここまでの 今回統一地方選雑感

2023-04-10 14:44:59 | 国際・政治
昨日投開票日だった 当地愛知の県議選と名古屋市議選には、投票率低迷の折ではあったが、拙自身の意思表示をしてきた。後者にあっては、相変わらず「減税」で民意を釣ろうとする 河村現市長の思惑通り、同氏の地域政党「減税日本」は一定の勢力を保っている状態。勿論拙者は、支持も投票も行っていないが。

本題です。今回統一地方選は前半戦が昨日投票、後半戦が今月下旬投票の日程で進められるが、注目の一つが 奈良県知事選だったろう。与党自民候補の一本化が叶わなかった「保守分裂」の負の所が露呈して、日本維新の会公認候補に痛い敗北を喫した様だ。こうした保守分裂は、本当は「あってはならない事」だろうが、以下 今日の時事通信ネット記事を引用して、少しみて参ろうと思う。

「自民、奈良敗北に衝撃=維新『全国政党』手応えー衆参 5補選へ与野党明暗・統一(地方)選」

自民党は、大阪府知事・同市長の「ダブル選」で地域政党。大阪維新の会に勝利を許しただけでなく、奈良県知事選でも 日本維新の会に敗北し、衝撃を受けている。岸田政権の「中間評価」が問われる 4/23(日) 投開票の 衆参 5補欠選挙に不安を残した。

自民は、大阪ダブル選で 地元組織が無所属の女性新人のそれぞれ支援したが、いずれも敗れた。奈良県知事では、現職と新人に支持が割れる「保守分裂」の選挙戦となり、維新が「漁夫の利」を得た。

敗因を巡り、自民ベテランは「(有権者は) 一つになれない自民党に嫌気が差した」と指摘。維新との対決になる 衆院和歌山 1区補選でも、組織の結束に不安を抱えており「同じことが起こり得る」と警戒感を隠さない。

森山 裕・選対委員長は 4/9夜、党本部で記者団に「和歌山に影響が全くないとは思わないが、努力する以外にない」と強調。北海道、大分県知事選では 与党推薦候補が野党系候補との対決を制したものの、党内に高揚感はない。

公明党は 統一地方選を国政選挙並みに重視。公認候補の「全員当選」を目指したが、取りこぼした。今後 指摘される党勢の衰えが一段と加速する可能性もあるが、山口那津男代表は記者団に「着実に当選・当確が積み上がっている」と強調した。

維新(日本維新の会)は「全国正当化」に向け、候補者を積極擁立。その足掛かりと位置付ける 奈良県知事選には (党)幹部が相次ぎ応援に入った。馬場伸幸代表は 大阪市で記者会見し「大阪でやってきた改革が今、全国的に広がりつつある」と手応えを示した。

一方、立憲民主党は与野党の全面対決となった 北海道北海道知事選で推薦候補が敗北。大串博志・選対委員長は「さまざまな要因で力及ばずだった」と肩を落とした。党内からは 衆参 5候補への影響を不安視する声が漏れる。

共産党の 小池 晃・書記局長は「統一地方選)後半へ奮闘したい」と強調。維新については「自民党以上に危険な政党という本質をしっかり伝えていきたい」と語った。国民民主党の 榛葉加津也(しんば・かつや)幹事長は「地方組織の基盤を一定程度整えることができた」とのコメントを出した。(引用ここまで)

奈良県知事選の自民勢敗北は、確かに痛かろう。保守側の各位も多くがご指摘の様に、黒星の背後には、自民党内の不協和音が大きくある様だ。想えば 昨秋来同党奈良県連会長は、髙市現経済安保相。今回知事選の必勝態勢を図りたくば、高齢多選の指摘もある現職候補に退いて頂き 新人候補に一本化が筋だろうが、当該候補は 髙市現大臣の秘書経験が長かった方だと聞く。

その事から、そうした経歴に不興を抱く 自民奈良県連の一部勢力が高齢多選の現職候補に敢えて与した所が拭えないだろう。更に 髙市大臣の選挙応援を妨げたとの指摘もある、立憲民主党が提起の総務省文書問題にしても 時宜が統一地方選を狙って出された戦が疑われ、自民内の反髙市勢力が同調し利用しているのではないかとの印象さえ持たれるものだ。

ここまでの選挙結果が堅調とはいえど、岸田政権と与党自民は ここで気を引き締め直さないと、今回地方選後半で思わぬ苦杯を仰ぎかねないだろう。第一野党・立憲民主党も形こそ違え、不安要素を抱えているとしてもだ。後半の衆参補選では、特に山口県一部選挙区にて 絶対に当選を阻止しなければならない不良候補が立つ。気分が悪いので、敢えて個人名は出さないが。

日本維新の会は、前述知事選や大阪首長ダブル選勝利の余勢もあって より強い全政党化を図る様だが、当地愛知では苦戦している様だ。全国政党化は容易でない事位は留意して頂きたい。かと言って、引用記事末尾近くの「対維新貶め」的日共幹部の表明は 全くの「意味不明」。拙者を含む保守側に理解は無理だろう。

少子化対策や防衛力強化策など 些か心もとない感もある岸田政権とや与党自民だが、くれぐれも左側が勢いづかない様にだけは願いたいものだ。今回画像も振り返り恐縮。当地では見頃を終わった桜と入れ違いに、これからが見頃の 躑躅(つつじ)や皐(さつき)の 先年の様子を一枚。これは当地北郊、矢田河畔に咲く花。通る線路は JR中央本線。以下に 関連記事をリンク致します。「小坪しんや・福岡行橋市議様」
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