コナサン、ミンバンワ!2017=平成29年5月も下旬に入り、日中は、曇りがちで湿度の高い日も目立つ様になった。梅雨の前兆なのだろうか。もう春と夏の境につき、そうした日々が増えるのはやむを得ない所もあろう。まだ暑さに慣れていない時季、特に熱中症には、真夏同様の注意を要するかも知れない。
本題に入ります。以前にも指摘した事だが、国会にて現在審議中の、テロ等準備罪処罰法案のあり様につき、某国際連合関係者が、明らかにイチャモンとしか言い様のない書簡を、我国政府宛て一方的に送り付け、我が方が正当な抗議と誠実な説明をしたにも関わらず、当該関係者が激昂して反論、前出法案を認めずとの強硬見解を表した由。昨春の、男系皇統のあり方に続く、明らさまな内政干渉の意図が露骨に感じられる、この不愉快な出来事を、内政不干渉の原則や、国際連合憲章U.N.Charterの一部を参照しつつ、見て参りたいと思います。
『内政不干渉の原則』
「国家は国際法に反しない限り、一定の事項について自由に処理する権利を持ち、逆に他国はその事項に関して干渉してはならない義務があるという、国家主権から導出される原則をさす。
国際社会において、人道的干渉は内政干渉にあたるとは考えられていない。しかし、それを理由にその国の制度、法律などを変更しようとした場合は、完全に内政干渉である」
『国際連合憲章(一部抜粋)』
第1条 国際連合の目的は、次のとおりである。
国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため、有効な集団的措置をとること。
並びに平和を破壊する虞(おそれ)のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によって 且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること。
人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の友好関係を発展させること 並びに世界平和を強化するために他の適当な措置をとること。(以下略)
第2条第7項 この憲章のいかなる規定も、本質上いずれかの国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国際連合に与えるものではなく、また、その事項をこの憲章に基く解決に付託することを加盟国に要求するものではない。但しこの原則は、第7章(平和に対する脅威 平和の破壊及び侵略行為に関する行動)に基く強制措置の適用を妨げるものではない。(参照ここまで)
前出の国連特別報告人書簡は、この国連憲章第2条第7項に抵触する疑いが大きくあり、我が政府側の抗議行動は、基本適切と心得る。一部の情報では、菅内閣官房長官以下、政府上部関係各位は、かなりの感情的対応の模様との話もあったが、あくまで左派野党と、捏造の前科多い朝日新聞の情報につき、その信憑性には「?」が付く。何よりも、テロ等準備罪処罰法案の取り扱いは、我国の内政問題であり、国連と言えど、無制限の関与が許されるべきではない事は、前述の規定により明らかである。
我が政府側の対応も、一定はそうだったかもだが、当該国連特別報告者は、言わば「瀬踏み」を図った可能性があり、我が政府側に対し、当初は比較的穏健な「(個人秘密プライバシー保護や、言論表現の権利へのフォロー不足等に関する)懸念表明」を出しておき、抗議に動くと見るや、一転態度を硬化させ「我が方は絶対に正しく、日本側法案は断固認められず」などの強硬姿勢に打って出た由。事後でも良いから、改めて権利保護対策を期している事を説明し、鉾を収めさせる必要があるかもだ。下手に曖昧にすれば、又土足で踏み込んで来る可能性も捨てきれないし、それ以上に、言わば「舐められて」事ある毎に嘴(くちばし)を突っ込まれる事にもなりかねないからだ。
一連の動きを見ていて分る事だが、どうも国連の、特に人権委は「日本の国民市民は、日本国憲法の根拠により、所謂『人類の理想』を求める為に、自らの祖国の事共は蔑にして良いらしい」との悪しき先入観でも抱いているのでは?とつい思ってしまう。現に、一握りの護憲原理勢力は、そうした病を患っている様だ。それに加え、所謂慰安婦問題に絡んで表された、芳しからぬ「クマラスワミ報告書」や、昨年の皇室のあり様に関する国連見解でも問題視された事だが、今回の、テロ等準備罪処罰法案に関する懸念表明でも、件の特別報告者の出方は、中国大陸の当局者の態度と、軌を一にするものだろう。最近の国連見解の多くには、中国大陸や特亜勢力の影響が多々あるとされ、今回の問題も、その一環かも知れない。
国際情勢に照らして、法案の適切な見直しや調整は、それは必要だが、かと言って、不当な圧力に易々と屈してはならないのも事実。安倍政権には、その辺りのバランスをも顧慮しつつ、日本国憲法の限界を踏み越えてでも、時に敢然とした対応をお願いしたいものだ。今回画像は、当地近所で捉えた、名古屋鉄道の特急車「パノラマ・スーパー」の更新、つまりお色直し後の姿。車内をメインに、内装や座席が見直され、快適性が一定は改善されている様子。外装は、学生時代を首都圏で過ごした拙方には懐かし目の、京浜急行電鉄に近いものを感じさせますね。