Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日本国憲法の 立ち位置は変わった その⑦

2017-05-15 20:35:54 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!今日夕方の事だが、公共N局のGTVが、明らかに変な報道をしていた。先の大戦で被災された方々中、一部勢力が、正式な戦災補償を求める動きを、いかにも絶対の正義の様に伝えたのである。

確かに、先の大戦では300万超の方々が尊い犠牲となり、又、それに匹敵する多くの方々が、重傷などの後遺症で苦労されているのは分る。その犠牲の上に立つ、我々現代人は、当然表敬の気持ちを謙虚に表さねばならず、先の大戦は、公正な史実として、公正に語り継ぐ義務を負っているのも事実である。が、しかし・・

戦災補償の事共となると「それはそれ、これはこれ」の複線思考を取らざるを得ないのではないか。大雑把な所はお許しを願いたいが、例えば、戦傷病で、現在まで苦しむ方々が100万人だとすれば、例えば名古屋市が一定支給の方針を決めた、見舞金の様な措置をするとして、仮にその一人当たり額が100万円としても、予算額は、概算で1000億円。このレベルの措置だったら、勿論国レベルなら国会両院、地方レベルなら地方議会の承認が必要だが、早い時期の実施が必要と言う事になろう。だが、正式補償となれば、それは不可能に近いのではないか。

何しろ、見舞金とは額が桁違いだろう。最低でも1000万円代、後遺症の具合によっては、億単位もあり得よう。しかも、対象となる方々は、先の見舞金試算の100万人クラスでは済まず、先の大戦犠牲の方々に匹敵する、300万人クラスとなる可能性も大きくある。そればかりではない。現状でさえ、南京事件や慰安婦問題で、対日歴史問題には強行姿勢を取る、中国大陸や大韓民国、北鮮などの特亜各国が、更なる補償要求に動く可能性も捨てきれない。

そうした状況も加味して計算すると、内外の補償要求を真に受けて対処すれば、最低でも数百兆円、下手をすれば1000兆円を超える、天文学的な金額を要する事となってしまう。これは、現状我国の国家予算の、約11倍である。国民総資産をも凌ぐ戦災補償は、元より無理と言って良い。

繰り返すが、拙者は、先の大戦で戦傷病を余儀なくされ、今も後遺症を抱える不運な方々に対し、何もしなくて良いと言うのではない。戦没の方々同様の、深い表敬をすべきは当然だし、当地名古屋市が取り組もうとしている、見舞金制度の始動も、応援しなければとの立場だ。ただ、正式な戦災補償は、今後を含めた経済面、財政面から実現不可能と言わざるを得ないと言う事だ。

もしも、この補償が強行決定されれば、我々現代人のみならず、これから生まれる明日の、明後日の我国の国民市民も、社会資本にも教育にも、最低限の生活環境にも恵まれない劣悪な状況下で、戦災補償の為だけに生き働く事になってしまう。先般まで問題となった、広告企業電通の若手社員複数の過労死の様な問題が、全国の企業や行政組織で続発し、それでいて生活環境は、AA圏にも劣る劣悪なものに成り下がってしまうだろう。ただでさえ、全国民市民が決して満足ではない現状よりも、基本的人権無視の、更に窮迫した状況に追い込まれてしまうのである。その結果、何が起きるか?

既に問題化し始めている、総人口減少が暴走レベルで加速する事だろう。多くの若者達が、経済の困窮と、国や社会への失望から恋や結婚を諦め、年間100万人を優に超えるペースでの激減が現実になり、我国の総人口は、来世紀の早い段階で、今より半減以下と言う事になりかねない。そうなれば、安保面の施策もできず、国家の独立さえ守れなくなり、周辺諸国の軍事進攻や領土・領海・領空の大規模侵犯、それらは勿論、我が国民市民の多数犠牲を伴う事となろう。その揚句、日本列島とその島嶼部は分割統治され、祖国日本そのものが消滅させられる事となりかねない。これは、我が国家を否定する、共産勢力の了見そのもの。現に北鮮は「国を滅ぼしても、戦時賠償を取り立てる」姿勢を明らかにしたとの指摘もある。

余り長くなってもいけないが、先の戦災補償のこだわり過ぎが、実は、次の戦争の可能性を引き寄せると言う、皮肉な連鎖を生み出そうとしているのだ。戦災補償の件は、聞こえは良く、左派野党勢力や、エセ人権勢力などが「人類の理想の実現」などと理由をつけて持ち上げようとする動きもあるとか。これは、我々が当然すべき戦没並びに戦災犠牲被害の方々への表敬や、見舞いの気持ちとはかけ離れたものだ。紛らわしいのが曲者だが、決して支持できる運動ではない。真に受ければ、祖国日本の未来を、確実に闇に閉ざす事となるのだ。

今回画像は、餓鬼時分以来の悪友の地元、岐阜県下で再興の時を窺う、旧国鉄蒸機のテスト走行の様子。C12型と言う、50tクラス。タンク式と言って、背後に燃料槽に当たる炭水車が控えず、石炭とボイラー用水を、機械部分が全て抱えるスタイルで、短距離の運転や、大規模炭鉱や大製鉄所などによくいて、製品を積み込む貨車の入替えや、貨物列車の仕立ての用務をこなしていた、産業機関車に近い立場のメカでした。今は、とりあえず足回りが復旧。続いて、ボイラーの整備に臨み、遠くない時期の、完全復帰を目指している様です。

コメント (2)
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