Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

3月~良い兆しである様に

2014-03-02 23:58:31 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2014=平成26年3月も、拙ブログを宜しくお願い致します。先週末は、春の兆しを感じさせる温かさに恵まれるも、今月初旬は、再び寒の戻りもある様だ。引き続き、お互い健康安全留意にて過ごしたい所であります。

その安全の事で少し。昨夏、当地西隣の三重県下にて、四日市港花火大会の帰途発生した、女子中学生強盗殺人事件の容疑者が、ほぼ半年ぶりで逮捕された。地元在住の18歳の男で、先日高等学校を卒業した所の由。人を殺し、金品を強奪した一方で、平然と通学し続けていたのが事実なら、大変悪辣と申さざるを得ず、その罪業が厳しく糾され、その者の将来を左右する程の重い処分が下されるのは当然であろう。又、改めての被害者への弔意と共に、やはり深夜単独で行動した油断と無防備さにも、我々は留意しければならないだろう。それと共に、加害者よりは善悪を峻別する倫理観と道徳観念、被害者よりは警戒心と自衛精神を奪い去った戦後の不良なあり様に対し、それを糾すべく、改めて厳しい姿勢で臨む必要があるだろう。

さて、もうすぐ春。余り良からぬ面だけでなく、少しは良い事にも目を向ける必要があろう。今日付の地元紙、C新聞のコラム欄に、ちと考えさせられる記事があったので、以下引用してみたい。

「三月。カエルが鳴く季節はまだ先だが、カエルは他のカエルと鳴くタイミングをちょっとずらして、自分の声がかき消されないようにしているそうだ。

理化学研究所脳科学総合研究センターなどの調査で分かった。間を取ることで自分の声を残し、縄張りを主張することができるという。これがカエルの合唱の正体のようだ。

人間の中には己の考えを押し通そうと、人の意見をさえぎったり、強情に叫び続ける人もいるが、これはこれで疲れるし、恨みも残る。カエル式に人の意見を聞いた上で自分の意見を述べる。自分の意見を守りたいのであれば、こっちの方がよほど効果的だろう。

別の「合唱」。電車の中で赤ん坊が泣いている。困った母親がこの子のお気に入りか『カエルの合唱』をささやくように歌いだした。[カエルの歌が 聞こえてくるよ]

母親は何度も歌うが、泣きやまない。すると隣の女性がその小節を引き取って歌った。輪唱。その次は、向かいの男性。次は別の女性。気がつけば、車内にいた大勢の人が、赤ん坊のために『カエルの合唱』を輪唱している。

『いい話』を収集する作家 志賀内(しがない)泰弘さんに教えてもらった。古いイタリー映画のようでにわかに信じられなかったが、とげとげしい公共の空間も、ちょっとした機転と勇気で温かくなるものだろう。『人間の合唱』にも知恵がある。」

この記事、各位はどうお感じになりますか?前半はまあ、メディア人にありがちな理想論の押し付け的で感心しない。又、「とげとげしい公共の空間」なる文句も余分な言葉だろう。空間全部がそんな訳はない。だが、後半の「いい話」は俺も同感だ。これに近い感動の出来事が、昨夏東京都内であった事実を、改めて忘れない様にしたいものだ。先月下旬、回送便と線路作業機材の衝突で、遺憾な脱線転覆事故を起こした同じJR京浜東北線を舞台に、プラット・フォームと停止列車の間に転落してしまった女性客の、乗客の方々と、駅や列車の鉄道関係各位の、立場を超え、手を携えての命を賭けた救出劇である。

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