Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

2013=平成25年1月回顧

2013-01-27 22:44:06 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!昨季に続いての厳冬となった、2013=平成25年1月も、後数日となった。

昨日の事だが、JR名古屋駅前に、昭和後期に朝鮮民主主義人民共和国に拉致された被害各位の支援グループが街頭活動にお越しになっていたので、拙署名等で応援をさせて頂いた次第。依然帰国叶わぬ横田めぐみさんの親御様を初め、被害に遭った方々のご家族も、既に高齢。中には再会叶わぬままご逝去となってしまった方もある。先般の、アルジェリア国内にての、イスラム反政府軍事組織によるLNG施設襲撃事件にて、人質となった10名もの日本人技術者の方々の犠牲を生じてしまった事も遺憾極まる結末だったが、こちらの「北」による拉致事件も、我国の尊厳を大きく損ねた事のダメージは大きい。アルジェリア事件の犠牲各位への謹んでの弔意と、辛くも生還を遂げた被害各位への心よりのお見舞いと共に、「北」拉致事件も早期の解決を願って止まない所である。

この両事件を振り返ってみると、共通するのは、我国政府の、外国にある同胞が不測の事態に見舞われた時の、情報力の弱さだろう。「北」拉致事件でもそうだったが、先般のアルジェリアにての事件の時も、その弱点が露呈したのではないだろうか。戦前より、植民地経営などを通しての、欧米側が強い情報網を整備していたのに対し、我国の方は、在アルジェリア外国人人質犠牲者が、今回最も多かった理由の一つがこの辺りにある様な気がするのだが。

欧米側は、アルジェリア国内にて、先の事件の様な紛争が良く生じている事を予め察知していた所があり、今回も犠牲被害ゼロではないにせよ、我国程深刻ではなかった様だ。そこには、アラブ圏は従来、我国に対しては欧米程の敵意や悪感情は抱いていないとの楽観した観測があったのも事実だが、今回の事件で、反政府軍事組織が、我国を合衆国の盟友と見做し、敵対感情を表している事がはっきりした。しかしながら、こうした変化を我国政府も、我国企業も予め把握しておく必要があり、その為の情報や諜報が不十分だった可能性が強い。更に、LNG施設の関係者の一部が、反政府軍事組織に通じていた模様との情報もあり、事実とすれば、我国の海外進出企業は、こうした問題への危機感が希薄だった節もある。そしてその事が、今回の10名もの犠牲と言う、最悪の結末を招いたと理解できなくもないとも思うのだがどうだろう。

話を「北」拉致事件に戻したい。この憤激の事件を引き起こし、誠実な対応を取る事もなく「北」は又も核実験を強行する意向の様だ。今回は、国際連合の全安保常任理事国が反対の意向であるにも関わらずだ。かつて、すぐ南隣の大韓民国大統領だった朴 正煕(ぱく ちょんひ)さんは生前、「北」は狂犬じみた所ありと仰っていた様だが、あながちはずれでもないのではないか。今度は、同氏の令嬢、朴 槿恵(ぱく くね)さんが次期同国大統領にご就任となる。一言祝意を申したいが、やはり隣国として、この事件の事を留意しつつ日々の政務に当たって下されば幸甚であります。

「北」拉致事件とアルジェリア国の襲撃事件。共通するのは、やはり両方の国内に関する情報の不足。その事が、深刻な犠牲被害を招いたと言う事だろう。幸い、安倍自・公政権は、こうした問題の取組みに極めて真摯であり、拉致被害各位の呼び返しにも、精力的に取り組んで下さる事だろう。又、アルジェリア国の事件は大変遺憾な結末となってしまったが、そこから多くの教訓を学び、これからの国家安全保障や在外邦人の事件よりの救出などに関する法整備が速やかに進む事となろうし、そうなる事を期待したい。

本日はもう一つ、鹿児島・種子島の宇宙基地より、新たな情報衛星が発射に成功した。既に果実の「北」による弾道ミサイル発射を事前に察知するなど、その力量を発揮しているのは知られているが、今後はより密に、正確に事実を捉え、情報を発信してくれればと願う所。詳細な仕様は公表されていないが、外交機密同様、表にできないデータは非公開で良しであろう。機密の多さが批判される事もある様だが、国家機密に関わる以上、それは当たらない。過日も申したが、平和外交の為にも、情報や諜報、それに防諜に関する活動は欠かせない。一時批判され、陽の目を見なかったスパイ防止法が再評価されたって良いのではないか。我々の日々の生活は、こうした技術者の方々の命を懸けた貢献や、必要な外交上の情報、諜報、そして防諜活動の上に成り立っている事実に、最早これ以上無関心でいてはならないと、強く思う次第である。

P.S 今冬の拙写真貼次回作は、現在工事中でありますが、完成が来月にずれ込みそうな気配です。昨年に続いての完成遅れ 恐縮ではありますが、今暫くご猶予下されば幸いであります。

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