生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

すばらしい存在

2019-07-17 16:27:36 | ティーンズ
読売編集手帳に谷川俊太郎さんが、バカボンのパパ(赤塚不二夫の天才バカボン)に詩を送ったことが書かれていました。

未成年の自殺死亡率が、統計をとりはじめてから最悪となったそうです。原因は、親子の不和、学業不振、進路の悩みなどが多いようです。
詩には『自分はすばらしい』と書かれています。

自分がすばらしい存在であることを知っている人は、なんと幸いなのでしょう。どんな人でも、すばらしい存在なのです。

たとえ学校の先生に「お前の存在は価値がない」と言われても、親から「お前なんか生まれてこなければよかったのに」と言われ、友達からは「お前なんかいなくても誰も困らない」と言われても、それを受け入れてはいけません。

人間の価値は、何が出来るか出来ないかで決まるわけではありません。勉強が出来なくても、運動が出来なくても、いっこうにかまいません。存在そのものに価値があるからです。
でも、悲しいことに自分はダメな人間だと思い込んでしまう人が多いのです。ダメな人間なんていないのですが……。もし、ダメな人間だとしても、価値があるのです。

聖書には「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ書43:4)」と書かれています。

「愛している」というのは男女の愛ではなく、いのちをかけて大切にするという意味です。
自分のことを嫌いにならず、好きになってください。バカボンのパパのように『自分はすばらしいのだ』と堂々と言ってください。



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