生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

生きている言葉

2015-06-04 17:20:45 | 聖書から
母が入院して一か月がたちました。
毎日病院へ通い続けるのは、体力と気力が必要です。今日は疲れたなあ……と思うことはあっても、病院へ行くのをやめようと思う日はなく、ここまで続けられていることを主に感謝しています。
今日はわたし自身の診察の日だったので、診察の合間と終わった後に母の病室を訪れました。夕方から娘が病院へ行っています。

母は鼻からチューブで栄養をとるようになりました。もちろんチューブは一時的で、最終的には口から食べられるようになることが目標です。
検査や処置や体調の変化でつらいことが重なると、落ち込むこともあります。でも、気分のいい時は、ベッドを起こして読書したり、友人にハガキを書いたりしています。
ハガキには、「まだ退院できず、ぐずぐずしていますが、一日一日大切にしようと思っています。」
と書かれていました。

わたしは聖書の言葉を書いた紙を毎日持って行きます。最近は聖書の言葉の解説も書かれたものを持って行っています。母が少しでも慰められるようにと思って書くのですが、わたし自身が励まされています。

たとえば、次の聖書の言葉、
 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。(イザヤ書7:4)」
は、ひとつひとつの出来事にあたふたしているわたしに『静かにするように。恐れないように』とイエス様が優しく語りかけてくださるようでした。
聖書の言葉は生きていて力があるのですね。


日曜日は、パプアニューギニアでのマイワ語新約聖書翻訳のため、パプアニューギニアで、20年以上にわたって奉仕されたN先生のメッセージを教会で聞きました。
自国の言葉で聖書を読みたいと願う人たちの思いが、20年近くかかってかなえられたのです。電気もガスも水道もない村で現地の人たちと共に暮らしながら翻訳をされたN先生ご夫妻です。どれだけのご苦労があったでしょうか……。献書式のようすの画像をみて、胸が篤くなりました。



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