生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

夢にまで見た棚田

2016-02-12 20:40:10 | 日記
前回書いた聖書の言葉は、クリスチャンの生き方を示しています。
成長すること、ひとりひとりがそれぞれの賜物に応じた働きをして、愛を持って互いに一致することが繰り返し書かれています。
一日に何度も暗唱したらほとんど覚えられました。


10日に一泊で都内から妹が来ました。
一昨日は風がとても冷たかったのですが、昨日は小春日和でした。

妹が車で来たので、つくば市の小田城跡に連れて行ってと頼みました。家から10キロほどの場所です。

何もないところだとは知っていました。でも、ずっと前から訪れたかったのです。それは、5年越しに書いている小説(児童文学)の舞台をつくば山が見え、棚田のある村にしていて、村から半日ほど歩いた場所に城があるという設定にしたからです。時代は戦国時代です。
ただし歴史小説ではないので、こだわらなくていいのですが、やはり作品の舞台となる所を実際に見て、歩いて、触って、風の音を聞いて、匂いを嗅いで感じたいと思いました。

わたしは、車の運転ができないし、主人は行ったことのない道を行くのはいやだと言うので、妹に頼んだのです。
妹は快く車を出してくれました。ナビに従ってその近くまでは行けたのですが、公園になっているという城跡が見つからなくて、何人もの方に尋ねてやっと行きつくことができました。


歴史資料館の建物だけは出来上がっていますが、資料がまだそろわないそうです。





小田城跡から見たつくば山(遠くの青っぽく見える二つ峰の山)

城があったところは整備されて公園になっています。

小田城よりもっと見たかったのは棚田です。棚田は土浦市の小町の館の近くにあることをあらかじめ調べていたので、次に小町の里を目指して出かけました。


小町の里は、小野小町が晩年住んだ場所だと聞いていましたが、京都の方にも小町が晩年住んだ館があるそうで、どちらが本当なのかわかりませんが、小町ゆかりの地と聞いてロマンを感じました。



小町の館で有名な手打ち蕎麦を食べました。

それから資料館など見に行ったら、なんと建物の左手に小さな棚田があったのです。感激でした!



人のように見えるのは、案山子です。

ちょうど2週間前に棚田へ行った夢を見ていたのです。夢では棚田は田植えが済んだばかりで、青々とした苗が見えました。実際は、規模も小さく、とっくに稲刈りが終わっていて刈られたあとが残っているだけでしたが、十分でした。

車中では妹と母の話ばかりしていました。とくに母が土浦に越してきてから召されるまでの5か月間のことは、まだ思い出というより、生々しく現実のようにそこにあるのです。

妹の車に乗って母と旅行へいったり、買い物やレストランに行ったりしたのがついこの間のことなのですから、話はつきませんでした。
共通の体験をし、共通の思いを抱く妹がいることを嬉しく思いました。

母のことを思いきり話して、心の傷が癒されていくのを感じました。


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