生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

混沌とした世界が・・・

2011-10-17 21:07:41 | 教会
昨日は教会にアフリカのケニアで宣教師をされているT.I先生が来て下さいました。

T.I先生は若いとき「何のために生きるのか」の答えを求めておられました。あるとき恩師に「誰のために生きるのか」考えるように言われたそうです。

自分のために生きる道には限りがありますが、人の魂のために生きる道は限りなくあると気づいて、ケニアの人たちと共に生きる決心をされたそうです。

T.I先生のメッセージの一部を紹介させていただきます。
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この世界の初めは混沌とした世界だったと創世記に書かれています。
震災で大勢の人の命が失われ、生活が破壊された厳しい現実を見ると、この世界は混沌としているように思えます。

これまでの歴史の中でも、人々は混乱と破壊に脅かされてきました。
聖書は人間の文明や崩壊に対して何を語っているのでしょうか。

聖書は、現実を直視して書かれています。イスラエルには崩壊の危機がありました。
崩壊、敗れを経験し、その中で生きて働かれる神を驚きと感動を持ってあかししています。

聖書は現代の私たちに知恵と希望を与えてくれます。
創世記は、虚無を目の前に示しながら、人間の確かさはどこにあるのかという緊急の課題に答えようとしています。

創世記1:2には「地は茫漠として何もなかった。やみが大水の上にあり、神の霊が水の上を動いていた。」と書かれています。世界は不確かであることが示されています。それは、現実の状態です。

厳しい闇の世界に覆われた死の現実があるのですが、その世界に神は「光があれ」と発言されました。その光は昼と夜を分ける時の光で、秩序の光です。

その後「神が仰せられた。」と何度も繰り返されます。そして、世界は神の仰せられた通りになっていきます。

この世界は、神の語りかけのある世界です。神の語りかけたことは必ずそのようになると信じる世界です。
「光があれ」という宣言により、混沌とした世界が秩序をもたらす世界になりました。
「光があれ」ということばは、イエス様が光の子として出現してくることを見てとったことばです。

神様はノアの洪水のあと「もはや大洪水が地を滅ぼすことがない」と約束されました。神の約束は必ず遂行されます。秩序を持った方がおられることを信じ、何が起こってもあわてたりうろたえたりしないように。光であるイエス様に向かって生きるように。
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創世記1章といえば、神様の天地創造のことが書かれているとしか認識していませんでした。「光があれ」という言葉が何の秩序もなく混沌とした中で語られたこと。その言葉が後に来られるイエス・キリストのことを示しているとは今まで考えたこともありませんでした。

震災のことや異常気象、地球温暖化のことを考えると、もうすぐ地球は滅びてしまうのではないかという恐れを抱くことがあります。
戦争や内乱での殺戮のニュースを見ると、この世界は混沌としていると思います。

でも、その中に秩序をもたらす光が照らされたことをしっかりと記憶しておきたいです。
神様がいつも共にいて守って下さることを覚えて、どんな災難にあってもあわてないようにしたいです。


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