生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

打ちのめされたとき

2008-02-10 17:27:37 | 乳癌

前にも書きましたが、わたしはかつて健康になることを目標にして生きていました。生まれつき体が弱く、喘息という持病があったので、体力をつけよう、喘息を完治させようと努力していました。食べ物に気をつけ、週2回スイミング教室に通い、毎日体操をし、サプリメントを摂り……。体にいいということを何でも積極的にやっていたので、まさか自分が癌になるとは思いませんでした。

4年前、乳癌になってショックでした。こんなに努力してきたのに健康になるどころか癌になってしまったのです。喘息も完治しないのです。自分で自分の体を管理することができなかったこと。癌になっていたのに検診を受けるまで全く気づかないでいたことがショックでした。
そのショックによって、わたしの人生が大きく変わりました。


クリスチャンを迫害していたパウロ(サウロ)が、ダマスコへ向かうときキリストに出会い、打ちのめされる体験をして180度変えられたこと(使徒の働き9:1-19)が今日の礼拝で語られました。

「打ちのめされたときが、本当の自分を知るとき、全能の神を知るときである。」
と牧師先生が言われました。
「命の創造者である全能の神を信じるとき、打ちのめされた経験が幸いになる。自分の無力に気づき、弱さを自覚したときは、神さまが招いているときである」と聞いてその通りだと思いました。


神さまは、わたしに真の生きる目的を知らせるために乳癌にしてくださったのだと深く感謝しました。

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