ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田はどこだろうと思いながら座禅を行っていましたー2

2011-02-10 09:06:41 | 座禅

 今では私の臍下丹田は、自発動という気が充実し勝手に動いてしまうことがきっかけで、いつも心臓のように鼓動しておりますので、何処にあるかは分かっておりますが、当時はあるらしい程度で、どのような感じなのかも皆目分かりませんでした。

 吐く息だけを出来るだけ長く吐く呼吸。 長く吐こうとした時に、自然に吐く息を体の中へ(イメージで)吐いていました。 それも自分自身で吐く息が、体の中へ入って行くのが確認出来るように、息音をたてながら吐いていました。

 ところが級友から、もう少し静かにしなさいと注意されたのを機会に、今度は出来るだけ静かに、吐く息が殆んど聞こえないように、吐くことになったのです。 

 胡座は普通の足の組み方でした。 誰かから教わったわけではないのに、座禅をしながら、臍下丹田は何処だろうと思いながら、ひたすら吐く息を長く吐いておりました。

 初めて座禅を始めてから1ヶ月半になったときに、ある日、突然に自発動が起こり下腹が動き出したのです。 丁度イメージで下腹を斜め上から、眺めているときでした。 分らないにも関わらずに、臍下丹田が活性化するようにも、念じながらの呼吸法でした。

 決して全てのことが分かっていたわけではなく、ひたすら吐く息を出来るだけ長く吐きながら、体の微妙な変化を楽しみながら、座禅を行っていただけなのです。 

 座禅の良さは、吐く息を長く吐くことによって、吐く息を体の中へイメージで吐くことによって、45分から1時間座禅を続けていけば、自然と脳を癒してくれ崇高な感覚になり、全てのストレスから解放されることです。 いわゆる至福感が感得できるのです。 

 私は修行するという感覚を持って、座禅を行ったことはありません。 体の微妙な変化を楽しみながら行ってきただけですが、座禅を通して様々なものを、宇宙の叡智からそっとサジェスチョンを、受けていたようにも感じております。