ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胎息へ向かうのは無心無欲の胎児に還ること

2011-02-24 09:41:55 | 胎息

 胎息という気の呼吸は、様々な方が色々な書き方をしておりますが、私達は誰でもがお母さんのお腹のなかにいたときには、行っていた呼吸ですので、吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸を行い、また吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸を行っていれば、ごく自然に胎息への道が、開かれているのではないかと感じております。

 ただひたすら胡座を組んで、静かに吐く呼吸だけを、できるだけ長く吐きながら、座禅を行なうことが前提にはなります。 

 私達がお母さんのお腹のなかにいたときー胎児の時には、ぬくぬくとお父さんやお母さんの愛情を受けながら、生長してきました。 そのときには少なくとも何ら心配事もなく、いわゆる無心、無欲の状態にいたのです。

 生来行ってきた胸式肺呼吸から逆腹式呼吸、胎息へと向かう意味は、無心無欲の胎児の状態に戻ることなのです。 生まれでた以降に様々な刺激や体験を経て、欲が出て邪念が沸き、ある意味では汚れてきているのです。

 改めて静かに胡座を組んで、長く吐く息だけに意識を集中しながら、脳と心を刺激しリフレッシュすることで、胎息への道が開かれているのです。


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