ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

腹式呼吸と逆腹式呼吸との違いはどこにあるのか

2011-02-17 08:34:11 | 逆腹式呼吸

 逆腹式呼吸は難しいという話をよく聞きますが、では先ず腹式呼吸とは何か。
 腹式呼吸は下腹にある丹田を意識した呼吸で、息を吸うときに胸が拡がるように、吸うときには下腹は膨らみます。 吐く時には下腹は、凹みます。

 逆腹式呼吸はその逆で、吐く時に下腹は膨らみ、吸うときに下腹は凹みます。

 よく考えてみれば生来行ってきた肺呼吸は、息を吸うときには胸は拡がり、下腹は凹むのです。 息を吐く時には拡がった胸は元に戻り、凹んだ下腹も元に戻り、結果的に膨らむ形を取ります。

 ただし私達が普段行っていた肺呼吸は、下腹を意識はしておりませんでした。 普段行っていた肺呼吸で、息を吐く時には下腹の臍下丹田を意識しながら、下腹に向けて息を吐けばよいのです。 出来るだけゆっくりと長く吐くのです。

 吸うときは吐いた反動で自然と吸えばよいのです。 勿論、意識としては吸うときに、下腹の臍下丹田から息を吸う感じがあれば、なおよいのです。

 普段行っている肺呼吸を、下腹の丹田を意識しながら、吐くときだけゆっくりと吐けばよいのです。 

 逆腹式呼吸を続けることによって、自己免疫力を自分でも知らず知らずのうちに、高めることになるのです。 何故かはこれまでも、何度もブログ上で述べておりますが、静かに行う1時間の座禅を通して、いずれのうちにか自身で体感し、感得できることなのです。