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「楽にして」と頼まれ認知症妻を殺害、73歳夫に3年求刑!

2009-02-20 10:18:04 | 認知症ってなに?
大雪だ!寒い!今日は事務所内で仕事と決めた。約束はないのでどうようにでも調整できる。これが開業の魅力だ

”「楽にして」と頼まれ認知症妻を殺害、73歳夫に3年求刑”
 病気の妻に頼まれ、殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた高知県香美市土佐山田町、無職前田圭司被告(73)の初公判が13日、地裁(伊藤寿裁判官)であり、前田被告は起訴事実を認めた。

 検察側は「いかなる事情があっても人一人の命が奪われた結果は重大」として懲役3年を求刑、即日結審した。判決は27日。

 検察側は冒頭陳述で、前田被告は、神経症に悩んでいた妻が約2年前から死にたいと繰り返すのを見かね、心中を決意したが失敗し、「自分の手で死なせてあげないといけない」と考え始めたと主張。2008年11月15日頃、妻から「もう最後にして。楽にして」と頼まれ、ロープで首を絞めて殺害したと指摘した。

 弁護側の被告人質問で、前田被告は「今考えると、もっと人に相談し、できることがあった。許される時間があれば、妻の冥福を祈りたい」と話し、弁護側は「再犯の恐れはなく、社会内で更生させるべき」と執行猶予付きの判決を求めた。
(2009年2月15日13時57分 読売新聞)

長く福祉関係の仕事に関わる者として、又、人間として心が痛む事件である。
信頼し、最愛な妻、伴侶が、同様の状況に置かれたらどうするのだろうか?
自分だったらどんな選択肢をもつだろうか?
戸惑う自分が情けなくなることもある
「認知症」になり、ありのままに生きることは大変である
「成年後見人」として、いろいろな高齢者の方々と接する機会を頂いているが、家族の理解、周辺の皆さんの理解、行政や介護関係事業所の理解がもっと必要である。皆で情報を共有化して「ケアマネジメント」をキチンとやっていく必要があると考えている。
「その人らしい人生を!」実現するためにどうするか?
まず、その方のことを良く知らなければならない、思いや願いを聞かなければならない。忘れないように記録も必要だ。わがままだって聞いてほしい。そんな役割を仕事としてやってみたい
仕事ではなく、社会の責任として取組まれていれば、上記のような悲しい事件は起きなかったのかも知れない。
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