盛岡さんさ踊り開幕！

札幌は涼しかったが、宮古は暑い！
「盛岡さんさ踊り開幕」
太鼓の音を響かせながら練り歩く「盛岡さんさ踊り」（１日、盛岡市で）
　サッコラ　チョイワヤッセ――。威勢の良いかけ声と太鼓、笛の音を夜空に響かせる「盛岡さんさ踊り」が１日、開幕した。４日までの期間中、延べ２４２団体３万４０００人の踊り手が、盛岡市中心部の約１キロを浴衣姿で踊る。

　今年で３３回目。初日は約６０００人が参加した。軽快な太鼓や笛、鉦(かね)に合わせ、５人のミスさんさ踊りを先頭に、商工団体や民踊愛好会、伝統さんさ集団などが笑顔で練習の成果を披露した。

　盛岡中央高校の同好会で太鼓を担当した１年佐藤夢月さん（１６）は「練習通りに楽しく踊れて、あっという間に時間が過ぎました」と笑顔で話した。

　初めて見たという久慈市の会社員佐々木妙子さん（６０）は「迫力満点で、ミスさんさの踊りや笑顔もすてき」と満足そうだった。

　今年は「見るだけでなく、踊ってみたい」という人を対象に、県公会堂で期間中の午後５時から、無料の練習会も開かれている。

　最終日の４日には、北上市の鬼剣舞や釜石市の釜石虎舞など、県内の伝統芸能６団体も加わる。午後８時には、出場全グループと一般参加者で「大輪踊り」を楽しみ、フィナーレを飾る。

　問い合わせは盛岡さんさ踊り実行委員会（０１９・６２４・５８８０）。
（2010年8月2日 読売新聞）

３３回目の夏、「さんさ」の年盛岡さんさ踊りが開幕