Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

叩き一変

2014-03-29 09:35:00 | トリニータ
昨晩は金曜日の夜にも関わらず1滴もアルコールを飲まず(もっと言うと飯すら食わず)に寝てしまった。年度末に文字通り忙殺されてたここ数週間。それでも土日しっかりと休めるだけまだマシ。

岡山戦のプレビュー書く前に、キジ先発で岩武くんデビューなら万難排して岡山行ったのにー!早よ言ってよー。楽しみすぎるやろー!

ということで岡山の前2節、群馬戦と水戸戦を録画でチェックした。ちなみに岡山はシーズン前の順位妄想でJ2優勝に予想した。周囲の評価もそこそこ高かったと思うし、そんな中で1勝1分2敗の16位と序盤はうまくいってないようだ。

前節のアウェイ水戸戦で今季初勝利を手にしたが、その時の戦い方が自陣に11人が完全に引き切ってスペースをなくした上でガッチガチの泥仕合に持ち込むというもの。そして後半に相手の一瞬のスキをついてゴールを決め、逃げ切るというある意味で見事な試合運び。試合後に影山監督も言ってたけど、開幕から調子が上がらずうまくいってない中で苦渋の選択だったと思われるリトリート戦術を忠誠心高く遂行しきった選手たちはなかなか素晴らしいと思う。

ただし今節は岡山ホームであり、ああいった試合はしてこないものと思われる。そうなると水戸戦よりも参考になるのは、ホームでやった群馬戦。試合開始から前線の3枚がハイプレスを敢行するも全体的な連動があまりなく、落ち着いた群馬のパス回しに効果的なボール奪取は出来なかった。時間の経過とともに前線のハイプレスの勢いも弱まり、群馬がアウェイにもかかわらず主導権を握る展開に。後半早々に立て続けに2ゴールを決めた群馬が楽に試合を進めて、勝利を掴んでいる。

全体的な印象として今の岡山は元気がないというか、勢いがない。声を出していれば、防げるようなミスも散見され、うまくいってないチーム特有の雰囲気を醸し出してる。3番後藤、4番近藤、5番植田、6番竹田、このあたりで形成する3バックはもう数年固定されてるようなイメージがあって、かなり熟成されてるだろうと思ってたけど、これが意外と安定感がない。放り込まれたボールに対してバタつくし、クロスを上げられた時に中でマークを外されてることが多々ある。うまくいってないチームに共通して感じられることかもしれないけど、今の岡山も基本的にボールホルダーに対してのチェックが甘いので、相手選手が自由にプレー出来て、なかなか主導権を握り返せない。うちもうまくいってはいないけど、抱えてる課題はちょっと質が違うかなと思う。どちらが先に課題に対しての答えを見つけているかで結果が左右されるんじゃないかな。

岡山は3バックなので、その脇を狙うというのが定番の戦術としてある。新聞報道通りでキジ先発なら、その意味でも効果的な選手配置だと思う。サイド深くに飛び出して、3バックの1枚を引っ張り出せたら、中での勝負の選択肢はかなり広がる。それと前節いわゆる“覇気”の部分について書いたけど、どんな戦術、戦略を採用しようと絶対に欠かせない部分であり、選手のパーソナリティを超越させてでも見せてほしい。

対戦相手の並びによってはここまで勝ち点1とか2も十分にあり得たであろう今の大分トリニータ。ここで同じくうまくいってない岡山と対戦出来ることはラッキーだと言っていいと思う。月が明ければ、強豪との対戦が続く。ここはどうしても勝ち点3を掴んでおきたい。

色々と書いてきたけど、最も警戒すべきは、形はどうであれ、岡山が前節今季初勝利をもぎ取っているということ。ほんのちょっとしたことで、うまくいっていたチームが崩れ落ちたり、ギクシャクしてたチームが滑らかに動き出したりということがサッカーの場合よくあることだ。そのちょっとしたことが、一人の選手なのか、結果なのか、外的要因なのか、理由は様々だ。そういう意味で、苦しい状況の中、形にこだわらず勝利をもぎ取った岡山が今節に激変してくる可能性は否定出来ない。どのチームも目標達成に対して必死だし、我がクラブの選手たちには是非とも“覇気”ある戦いでそれらを払いのけてほしい。
コメント
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