Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

勝負はこれから(5節岡山戦)

2014-03-30 21:10:15 | マッチレポート14’
今日は所用があったためリアルタイムで観られず、結果を知った上で録画を観たけど、それでも純粋に面白いと思えた試合だった。今季一番の試合だったんじゃないだろうか。

オレのヤス復帰、岩武くんデビュー、キジ先発、後藤を2トップで起用と個人的には大好物な布陣で臨んだ試合。ボールを繋ぐことに終始し過ぎてなくて良かったんじゃないだろうか。色んなことが出来るメンバーだと思うし、繋げるし、飛ばせるし、裏にも飛び出せる。そんなバランスのとれたサッカーが一番いいと思う。

まずは岩武くん、いきなり右SB先発でデビュー。毎回言ってるけど、ジョンハンはがんばってるし、与えられた仕事に必死に食らいついてると思う。だけどやっぱり彼の適性ポジションはSBじゃない。そういう意味で本職SBの選手たちがんばれって思ってたんだけど、まさかいきなり2種登録の岩武くんがその座を奪い取るとは驚きだった。去年の8月にプリンスリーグで見た時に確かにいい選手だと思ったけど、あれからわずか半年とちょっとでプロデビューを飾るとは、あの時は思ってもいなかった。改めてユースの充実こそ最強の補強だと感じたし、どんなにお金がなくても、そこへの投資だけは続けてほしいと思う。

そして待ちに待ったキジの先発起用。完全なサイドハーフでの起用だっただけに100%キジのいいところが出たとは思わないけど、もらったら高確率で勝負をしかける姿勢は変わらず。今日もCK獲得に貢献してた。90分もつ選手でないことは十分に分かってるけど、前目の選手は充実してるから、最初から60分一本勝負で走りまくって、仕掛けまくってほしい。もしくはラスト20分くらいのジョーカー起用でもいい。田坂さんは点を獲りにいきたい時でも交代のFWに5分くらいしか時間を与えないから、それだとさすがに結果を残すのは難しい。キジは練習からもっとアピールして、田坂さんの腰あたりに巻かれてる“重し”を取り払ってやるといい。

もちろん勝てた試合だと思ってる。岡山にやりたいことをほとんどさせてなかったと思うし、同点に追いつかれてから伊佐の超絶惜しいシュートがあったりと、前向きに捉えられる勝ち点1だと思ってる。だけど昇格を狙うなら、それじゃいけないとも思ってる。一昨年の序盤はこんなんでいいのかという試合内容にも関わらず、勝ち点3をどんどん積んでいった。シーズン終盤に思うように勝ち点が伸びていかなくても前半戦の貯金でPO圏に滑り込んだ。見るポイントによって評価の難しい試合。

5節まで終わって2勝2分1敗は悪くない数字だと思う一方、対戦相手を考えると勝ち点は十分に落としてると考えるのが妥当かもしれない。ただ、大分トリニータは伝統的にリアクションサッカーのため、相手なりのサッカーをする習性があるので、今の状態でも次の5試合であたる強豪とそれなりのサッカーはするんじゃないかなと思う。しかし今年は強いかどうかは別として、近年の大分トリニータの中でも最も自らアクションを起こすサッカーを展開しているので、湘南あたりには中途半端に臨んでボコられるイメージも十分に沸いてくる。

今シーズンは当初から6位クラブと勝ち点5差以内という設定を個人的にしてるので、湘南、磐田が走ったとしても、PO枠は1つも埋まらないわけだから、少し余裕を持った方がいいかなと思い始めてる。可もなく不可もなく、そんな第1クールだった印象。まあ、勝負はこれから。
コメント (2)
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