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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

こういう試合をもっと作りたかった(40節秋田戦)

2023-11-18 16:11:23 | マッチレポート23'
2012年よりも2018年よりも今の方がJ1昇格は遥かに難しくなっているし、今後もどんどん難易度は上がってくるんじゃないかな。そんな中で小手先じゃないチーム強化が必要なのは大前提としてそれ以外にもちょっと精神論に寄ったような勝ち方をどれだけ出来るかが昇格出来るかの分かれ目になっているような気もする。例えばこの秋田戦みたいな試合がもう何試合か必要だったんだろうね。ただそれって精神論と言ったように神がかっているように見せて実は自分たちで引き寄せるもんだと思うし、そういうことが出来るチームではなかったよね、今シーズンの大分トリニータは。


素晴らしい前半、と書こうと思ったんだけど、もうここまで来ると本当にそうか?と思わざるを得ない。清水よりも上位でフィニッシュしたヴェルディを相手にしても試合の入りは攻勢で入れた。でも結果的に勝ち点3は手に入らない。その理由として監督の采配の乏しさだとずっと思ってきたわけだけど、これだけ何度も繰り返すとそれだけでもないような気がする。身も蓋もない話をしてしまえば、もしかするとシンプルにゲーム体力の問題とか。だからもうこの段階においては前半の優位性には何の意味もないのではないかと疑っている。


将輝を1列前に出すワンアンカーシステム。堅心への負担は大きいもののハマれば面白いと思う。来シーズンに向けて堅心の成長をより促すという意味では良いチャレンジだと思う。角度がある位置からのプレースキックも良かったね。バリエーションは少なそうだけど、3回ほどあった機会全て同じような軌道のボールを送ってていてキックの質自体は高かった。左のセンターバックがデルランから香川に変更。結果的にとても良かった香川の起用だけど、おそらく栃木戦のデルランを見て「これはもう使えん」と判断したケガの功名ではないかなと思っている。デルランがケガしたのかもしれないけど、それは知らん。自分が監督ならあんな愚行をする選手危なくて使ってられない。1点目の起点のボールとなった香川のロングパスはサイドバックを本職とする選手ならではのアイデアだなと思った。なかなかセンターバックが本職だとあの位置からゴールに直結するパスを入れようとは思わないんじゃないかな。そして長沢の真骨頂のようなゴール。バイタルエリアで2人に寄せられながらでも、ダイレクトで叩き込むもあり、フリックもあり、そして手前に落としもありとなると相手DFはなかなか捕まえられない。走り込んだ鮎川もタイミング合わなかったものの何とかねじ込んでみせた。連携面は個人的にシーズンベストゴールの上位にランクインさせたい好きなゴール。


そして司のPK。フリーキックの流れの中からのPK獲得だけど、この前の数分間は間違いなくゴールのにおいがしていたしタイトルにもしたけどこういうゴールをもっと決めてこういう勝ち点の取り方をしなければ昇格戦線には絡めないんだと思う。司は少し前に決定機をポストにぶつけて外しているので精神的には楽ではなかったと思う。これまでチームとしてはノムをキッカーにしていたわけでちょうど復帰戦でピッチにいたノムという選択肢もあったとは思うけど、チームとしてキッカーを司に決める過程に迷いはなかったように見えた。そして司のキックの当たりも決して完璧ではなかったと思うけど、それでも決めた。精神論に寄ってでも何でも勝たなければならない、そんな試合をもっと作らなければいけなかった。そんな風に思った1ヶ月ぶりの勝利だった。
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