Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

危機感は呉屋個人が感じていること(ルヴァンカップGS3節セレッソ大阪戦)

2022-03-26 21:52:45 | マッチレポート22’
ここまでの2試合がうまくいき過ぎていただけで今シーズンのルヴァンカップについては結果を追い求める大会ではなく、リーグ戦で出場機会を得られていない選手のアピールの場であればいいと思っている。だから負けても仕方ないとは思うんだけど、それでも6失点はやられ過ぎだし特にATの2失点は試合を投げたと思われるような無抵抗での失点だし、勝敗は全く抜きにしてもこういうのは受け入れがたい。乾のシュートに体を投げ出すことすらせず、寝ていたのかなと思うような棒立ちぶりで山田を見失った6失点目に絡んだ羽田健人にはしばらくチャンスがなくてもいいと思っている。本当に残念。


ただ酷かったのは羽田だけじゃない。ハーフタイムに下平監督からどんな指示があったかは分からないけど、どんな気持ちの入れ方でキックオフを迎えたらあんな軽卒なファールをするのか増山朝陽には聞いてみたい。結局そのFKから一度も流れを切れずに同点に追いつかれてあれでチームのムードが上がっていくわけがない。キックオフから5秒でサポーターの気持ちを冷めさせるとか普通じゃないよ。長崎戦の時から朝陽の不調っぷりは気にはなっていたけどいよいよ深刻。逆転ゴールの時にチンタラとドリブラーに寄せなかった藤本にもガッカリ。2人が最初の交代だったのはそういうことなんじゃないの?


ま、いいや。這い上がりたくないヤツは這い上がらなければいいだけだし。深く言及する必要もないわ。







それよりも今日のポイントだったのはネットとサムエルのデビュー。公式による前日の「におわせ投稿」で帯同はするんだろうなということは確信していたけど、最終的に2人ともこの試合で大分デビューとなった。ネットについてはどう使うのかという問題はあるもののJ2では問題なく戦力化しそうだという見込み。ハーフタイムの時のボール回しでどっちの足を使ってどこを通したのか分からないような変態パスをスパスパ通していて「うまいな」という印象は持っていたものの実際にピッチに立ってもその印象は変わらなかった。ただ一方で不必要な「チャラさ」も兼ね備えていて安心感は全く感じない。日本のサッカーは分かってくれてるとは思っているけど、あの「チャラさ」でずっとやられるとちょっと困る。まだコンディションも上がってくると思いたいし、北斗、小林裕と良い化学反応を見せてほしい。一方でサムエルは無理にデビューさせる必要なかったんじゃないかというくらい何も分からなかった。体のキレや強さも特段に感じないし、日本のやり方に戸惑っているようにも見えたからもう少し時間をかけてもよかったんじゃないかと思う。想像していたよりもデカくて、胸板が厚くて、足が細い。本当はこの2人は昇格へのダメ押しくらいに使いたかったのに、3月にして切り札を切ってしまった感もあり、徐々に追い込まれてきてる感覚に陥る。





上門知樹、鈴木徳真、鳥海晃司、毎熊晟矢、加藤陸次樹と何かもう移民受け入れビジネス並みに「個人昇格者受け入れ組織」みたいになってる今のセレッソ。もう昨シーズンからガンガン点を取ってる加藤を除くと、上門とか毎熊なんてかなり前評判高かったと思うけどあまりパッとしなかったね。


そんな中でひときわ存在感があったのは中原輝。J3熊本→J2山形と着実にステップアップして今シーズン遂にJ1に到達した。明確に坂元の抜けた部分を埋めてほしいと期待されているんだろうね。



彼は数年前に自分が哲平さんに推薦したい人材としてピックアップしていた選手。だからこのポジションでやってるのは納得すぎるほど納得。









タメとか圭介はもう歴史上の人物かと思うくらいに遥か昔の選手の印象。圭介なんてもう退団してそろそろ10年だもんね。息の長い良い選手になったね。タメもセレッソのキャプテンやるんだもんね。

















多分このまま代表合宿に直行したと思われる屋敷優成。存分にアピールしてこい!





昨夏にプロデビュー戦を見た保田くん。さらに体がデカくなっている印象。ここまでルヴァンカップ3試合ともメンバー入りするも残念ながら出場機会はなし。気持ち切らしている選手使うくらいだったら試合に出たくて仕方ない高校生を使ってほしいと思うのが本音。





井上健太が福岡大時代にコーチをしていた高橋大輔。佐藤フィジカルコーチともかなり仲が良さそうだった。どこかで一緒にやってたのかな。



改めてこの惨敗は忘れてリーグ戦に集中。3日前のリーグ戦初勝利でチーム全体の雰囲気が上がってくるかもしれないというところに冷や水をぶっかけてしまった感がなくはないがやってしまったことはもう仕方ない。山口戦の後に呉屋が口にした「危機感」というワード。ゴールこそなかったものの「危機感」を抱いていることを琉球戦で見事に体現してくれた呉屋には信頼感が増すばかりなんだけど、残念ながらその危機感は呉屋個人が抱いているだけのことでチーム全体の話ではないことがこの惨敗から浮き彫りになってしまった。繰り返しになるけどもうこのルヴァンカップ・セレッソ戦は終った話。付いてこれないヤツは置いていくだけの話で、チームは仙台戦とヴェルディ戦にフルフォーカスしてほしい。このリーグ戦2連戦の個人的な目標設定は勝ち点4。クラブとして昇格を諦めないのであれば勝ち点4はマスト。
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