
Never fall in love with a loan player.
とwise menがsayしたとかなんとか。





大分トリニータ(トップチーム)の試合を生で観戦するのはアウェイ鹿児島戦以来なので3ヶ月ぶり。なので吉田真那斗をこの目で初めて見たことになる。画面越しでも良い選手だということは分かっていたけども、昨日で完全に心を鷲掴みにされた感じだ。後半の逆襲は主に真那斗のサイド突破から。久しぶりにゴール裏から観戦したけど、サイドプレーヤーが迫ってくるようなあの感覚は最高だね。鮎川のワントップ起用+繋げないハマタローの同時起用の対策としてゴールキックのターゲットが池田廉と吉田真那斗になっていた。どうするんだろうとずっと思っていたので意外な解だなと思ったけど、うなずけるくらいに真那斗の跳躍力がすごかった。ジャンプの頂点でしばらく滞在出来るタイプのやつでかなり競り勝ててた。走る、投げる、飛ぶに優れていてまさに現代的なアスリートタイプの選手だ。素晴らしい。
で、冒頭に書いたとおり分かっちゃいるんだよ。Never fall in love with a loan player.なんてこれまで何度も経験してきたんだからさ。ローンプレーヤーが低迷するチームで期間延長するなんて選手側のキャリアを犠牲にして成り立ってるようなもんなんだから来シーズンも大分で吉田真那斗が見たいなんていうのが「三方良し」ではないことくらい分かりすぎるくらい分かっているつもり。でも素晴らしいって感じてしまったんだよ。

ちなみにいま鹿島のユースに吉田湊海(FC多摩 1年)という得点を量産しているバケモンみたいなルーキーがいるんだけど、こちらは「よしだみなと」でうちのが「よしだまなと」。来シーズン高校2年生でデビューしそうな勢いだから天皇杯あたりで対戦して実況を困らせたい。

うちはもう書くのも憚られるくらいの惨状で一方で横浜FCは5連勝でもう4ヶ月くらい負けてないらしく、良い結末を想像する方が難しいくらいの状況。だから意外と試合前の気持ちは軽かった。勝ち点が拾えたらラッキーくらいな心持ちで。ただ前節徳島戦の教訓として「キックオフ2分で試合を終らせない」というところだけはちゃんとやってほしいと思っていた。だから少しオーバーペース気味ではあったと思うけど、強度高く試合に入ったところだけでこの試合は及第点かなとは思っていた。それでも凌がれてバテてきた後半に沈められるだろうけど、そこはもうしゃあないくらいの想定が試合前に考えていたことだった。
だから良い試合の入りだったにも関わらず前がかりになった裏をあっさりつかれて前半のうちに失点、でも後半もう一度ペースを取り返して同点に追いつくという試合展開は全く想像してなかったから試合としては本当に面白かった。この状況だからこの勝ち点1の捉え方は色々とあると思うけど、個人的には素晴らしかったと思うしここからの自信に繋げてほしい。試合後の円陣でそんなことがポジティブに共有されていればいいなと思った。
ただ正直に言って上記のような絶望的な成績の差に繋がるような差は横浜FCからは感じなかった。最後に押し込まれたのは序盤の強度の差だと思うから、大分がよくやれていた+横浜FCが低調だったかもというところもあったと思うから楽観は出来ない。

今の横浜FCですぐにイメージ出来るのはやはり福森のプレースキックなんだけど、かなり精度が落ちたなという印象。アシスト数リーグ1位でさすがの一言だけどこの試合に限れば特にコーナーキックとか可能性の低いキックが多くて助けられた。年齢的にもピークアウトの感はあるかな。あと試合後あまりにもしつこく審判に粘着してるのちょっとアレだぞ。

昨日は新横浜でプリンスリーグの試合を観てからニッパツに向かったので初めて地下鉄利用だった。横浜駅ではベイスターズはもちろんのことマリノスの陰にも隠れて存在感を出せていない横浜FCだけど地下鉄の駅はさすがに推してくれているようだった。しかしこれだけ結果出ていてもうJ1昇格確実の3連休初日のナイトゲームで集客5千人ってどういうことなの?1千人は大分側として自力集客4千人ってさすがに少ない。アカデミーでは最近はお隣よりも良い成績をコンスタントに出しているし、降格しても即昇格出来るくらいトップチームの成績も安定している。良いクラブ運営が出来ていそうだなというイメージだったけど、肝心の地元に受け入れられるという部分がうまくいってないのかな。やっぱり歴史もブランド力も親会社もあるマリノスの壁は高いのか。


しかしいまクラブを代表する選手は井上潮音なんだね。初めて見たのはヴェルディユースの頃の関クラ。小さくてうまいというヴェルディアカデミーそのものみたいな選手だった。ちなみにこの試合で井上潮音と一緒に中盤を構成していたのは学年が一つ下の渡辺皓太。井上潮音に輪をかけて小さくてうまかったけど、そんな2人が10年後にそれぞれ別の横浜のクラブを代表する選手になるんだからね。


こんなカオスの中で涼しい顔でスローイン投げちゃうンドカ面白い。

交代ボードが2枚出現。


貴重な勝ち点1を積み上げられたものの熊本が勝ったので、もう残留争いは実質栃木とのマッチレースと考えた方がよさそう。今夜の鹿児島戦はおそらく勝つだろう(そう思っておいた方が気持ちが楽)からその前提で皮算用。
大分 勝ち点33 藤枝/長崎/水戸/秋田/群馬/仙台
栃木 勝ち点29 磐城/愛媛/群馬/清水/横浜/徳島
残り6試合で勝ち点4差はかなり大きなアドバンテージだけど1試合であっさりなくなってしまう程度の差でもある。残りの対戦相手については栃木が清水と横浜FCを残しているけど、もうその頃にはどちらも自動昇格を決めているだろうから正直それほど大きな期待は出来ないと思う。それは何よりも昨日の試合が物語っていると思う。相性の良い藤枝、こけら落としで固くなるであろう長崎、何がなんでも水戸の3つのうち2つ取って早々に栃木の気持ちを折りたい。東北遠征2つは難しいし、降格が決まって解き放たれたクラブが死ぬほど強いなんてことは他ならぬ我々自身が一番知っていること。とにかく最初の3つで決めたい。
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