Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

野村直輝は突然に(10節岩手戦)

2022-04-17 00:58:30 | マッチレポート22’



予想はしていたけどやっぱり試合前に選手たちがベンチコートを脱いでホームユニ姿になった時は気分が高揚した。たまにでいいからこういう機会あってほしい。岩手さん、白ユニ採用ありがとうございます。



突然にやって来た野村直輝の復帰戦。正直ノムに関してはかなりケガが多いから戦力としては見積もりづらく+αくらいに見ておくのがちょうどいいと思い始めていた頃に突然やって来た野村直輝の復帰戦。大黒柱の也真人が離脱中に戻ってきてくれたのはまさに+αとして最高のタイミングだったんじゃないだろうか。


キックオフ前は少しナーバスな表情も見せていた。いきなりスタメンで戻ってきたことからも分かるようにコンディションは良さそうだった。そしてチームが攻めあぐねていた時間帯にそれはそれは野村直輝らしいフェイントとシュートで嫌なムードを吹き飛ばしてくれた。


みんなからのワチャワチャの後は地面にひれ伏すように喜びを噛み締めていた。このシーンを見てここまでノムも苦しかったんだなということを改めて感じた。選手が全員出られる状態なら相当選手層は厚いわけで無理をしないでいいからチームが苦しい時に今日のような活躍を期待したい。

香川の不在も1試合だけだったし、もしかすると今日は成豪がお休みの番だったのかもしれないね。そうであれば、少しずつ疲労を抜きながら無理をさせずにチームのコンディションを上げていけるかもしれない。成豪も調子が良かったけど今日くらいスペースのない試合展開だとノムのようなタイプの方が向いていたと思うし、そういう意味も込めての人選だったのかもしれないね。



思ってたよりも随分とあっさりとしているなと思った秋田(豊)グルージャ。やっぱりそんなことなかったね。楽勝ムードから一転、最後はヒヤヒヤしっぱなしだった。岩手の勢いが落ちなかったことをほめるべきなのかもしれないけど、一方で我々にまだ試合をコントロール出来る力がないのも事実だと思う。3点目が取れるに越したことはないけどそんな簡単なことではないから、例え取れなかったとしてもあれだけボールを保持出来たわけだからもう少しうまく時計を進めるような試合運びが出来ればもっと良くなるんじゃないかと思う。まあ向上の余地があるということだ。



北斗の直接FK美しかった。横から見ていてシュートスピード自体は遅めだなと感じたんだけど、あれだけ厳しいコースに飛べば入るもんなんだね。今シーズンだけで既にもう2本も目の前で直接FKのゴールを見せてもらって眼福すぎる。この笑顔でみんなを引き連れてる感じ最高だな。




北斗のゴールが決まった後に控えの選手たちで改めてその映像をチェックしていた。決まった瞬間にみんなで「おー!」というリアクション。良いムード。



パナスタでのルヴァンカップを予定通り60分で退いて今日も元気に走り回った伊佐。健太からのラストパスあとちょっとだった。



健太良かった。何本か縦への突破があった中で単純にスピードでぶっちぎるんじゃなくて、ちゃんと相手の重心移動の瞬間を見逃さずに完全に外した突破があった。あれは見事だったし健太の進化を感じる。ちなみに伊佐からのボールが欲しい時は「伊佐くん」呼びだった。「伊佐!」でいいんじゃない?



メインスタンドから見える雪山。4月中旬でまだこんなに雪が残っているところに岩手が北東北であることを実感する。このスキー場多分まだ営業してるよね。位置的に夏油高原スキー場と思われる。イサスタで小林裕も言ってたけどやっぱり岩手は遠い。今回はさらに盛岡ではなく北上開催。大分県で言えば佐伯開催みたいな感じだからチームにはさらに負荷がかかったことだろうね。水曜日のルヴァンカップが終った後に大阪で集合して調整をしてから岩手入りしたとのことでかなりイレギュラーな動きだったと思う。帰りは仙台空港発18時50分の福岡行きに乗っていたので、福岡着21時頃で大分着は23時頃だから選手たちも本当にお疲れだよね。この難しいアウェイゲームで勝ち点3取れたことは内容を置いておいても評価出来ると思う。



同点ゴールを決めた色摩雄貴。見事なダイアゴナルランからペレイラの前に入ってワンタッチゴール。横C戦で山下諒也に決められた時にかつて関東大学リーグの小兵アタッカー特集やってみようと思っていたと書いたんだけど、まさかまたその小兵アタッカーに決められるとはね。自分の目をほめてあげたい一方で言霊感が出てきているので今度紺野和也と対戦する時があったら十分に注意しよう。


東京学芸大卒3年目。つまり宮地裕二郎の同期。4年時は宮地くんがケガで不在の時はキャプテンも務めていた。ちなみにこの試合は3年前のGW、ムサリクでの関東学院大戦なんだけどこの試合のスタンドに上本大海スカウトが来てたんだよね。対戦相手の関東学院大にはもう個人昇格待ったなしの見木友哉(千葉)もいたし、この試合どう観てたのかな。



GKの野澤大志ブランドンは沖縄出身でFC東京のアカデミー育ちの19歳。


高校2年くらいでもう既に190cmを超えていた逸材。この若さでJ2で経験を積めているのは本当にいいことだと思うし、FC東京、岩手、本人とまさに「三方よし」の素晴らしい移籍だと思う。GKは出場機会を求めてどんどん移籍した方がいいと最近思うようになってきた。



念願の初キヅール。正面から見るとこんな感じなんだぜ。もはや何なのかさっぱり分からない。


大分ゴール裏と交流するキヅール。


グッズはステッカーを2種類購入。かわいい。


チアリーダーたちとおもてなしの踊りを披露するキヅール。絵面がとてもシュール。


このチアリーダーの皆さんはこう言っては失礼だけどなかなかのクオリティでした。







試合前はお花見スポットの北上展勝地へ。この時期に「北上 観光」で検索すると展勝地しか出てこないと言っても過言でないくらい北上市一帯では有名な北上川沿いの桜並木。五分咲きくらいだったけど本当に美しかった。今日の試合が北上でなければ訪れることはなかったと思うから、こういうところに来れるのもフットボールツーリズムの魅力だなと再認識した。

今日は朝5時に出発。行きが自家用車→飛行機(いわて花巻空港着)→在来線→シャトルバス、帰りはシャトルバス→新幹線→在来線→飛行機(仙台空港発)→自家用車で22時に帰宅。途中にお花見とサッカー観戦をしてもこの行程を日帰りでやり切れてしまうところに日本の公共交通網の素晴らしさを実感する次第。

そしてさすがに眠すぎるので何か書き忘れている気もするけどもう限界です... 本当に楽しかった....
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