Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

仮想プレーオフ準決勝

2012-04-25 23:59:10 | トリニータ
仮に今日現在の順位のままシーズンが終わったとすると、金曜日の京都戦はプレーオフ準決勝と同じシチュエーションということになる。3位対6位。3位クラブのホームスタジアムでの1発勝負。今の京都のようなレベルのクラブに勝って、さらに翌週も勝つ。それくらいが出来ないとプレーオフは勝ち抜けないということ。分かってはいたけど、冷静に考えるとレベルの高さに少し気持ちが折れそうになる。まあ、でもいいシミュレーションになるので、それくらいの緊張感を持って試合に臨むのもいい訓練になると思う。

京都戦プレビューです。

前節の横浜FC戦をチェックした。京都についてはダントツの昇格候補ということもあり、開幕戦や鳥取戦、町田戦と既にけっこうな数の試合を観ている。一言でいえば「強い」ということになりますな。じっくりとボールを保持しながら相手の穴を探すスタイルのサッカー。元旦の天皇杯準優勝は決してフロックではない。ただ前節それまで今シーズン未勝利だった横浜FCに負けて3敗目を喫っしているようにどうにもならない相手でもないと思う。もちろん今もいいサッカーをしてるとは思うけど、去年の10月に大銀で完敗を喫した時の方がダイナミックなサッカーをしてたように思う。

横浜FC戦を参考に京都対策を考えてみましょう。まず横浜の布陣で効果的だったと思われるのが、大久保、田原のツインタワー。ケガでレギュラークラスのCBを欠いていると思われる京都のDFラインは明らかにこのツインタワーに手を焼いていたし、実際に2失点ともツインタワーの高さと強さに屈する形で取られている。ここについてはわざわざ考えるまでもなく高松、モリシで十分に務まるでしょう。京都にはほとんどの時間で主導権を握られるであろうし、さらにポゼッションすることもほとんど出来ないと思う。その時に少々苦し紛れのロングボールでもマイボールに収めてくれるポストプレーヤーが二人もいてくれることは攻守両面において大きな意味がある。さらに富山戦を観てて感じたのは高松とモリシの相性の良さ。これは得点シーンのようなクロスに合わせるとかではなく、どちらかの落としにもう一方が先に動き出して走りこむといったシーンで特に感じた。ピタッと通るシーンはいくつかしかなかったけど、完全にお互いが描いている絵が一緒だったし、ああいうプレーは期待が持てる。やっぱり色々な側面から考えて高松、モリシの同時起用に期待したいところだ。

ただ果たしてそれがベストの選択かというと、そうでもないと個人的には考えている。

京都は細かくパスをつなぐ攻撃をしたいので、前線から最終ラインまでを非常にコンパクトにしている。狭い局面でもパスを回せる自信と確かな技術力に裏打ちされたものだけど、これはハマるとボールを失っても失っても無限攻撃状態になりやすいので、相手からすると厄介だし手強い。しかし長所には必ず裏返しがあって、コンパクトにしたいがゆえに攻撃時に非常に高い位置にDFラインを置く。そうすると自然とDFラインの裏には広大なスペースが出来上がる。であれば高松かモリシを真ん中に置いて、両シャドーをコテ、タメ、後藤あたりにして、ボール奪取時にどんどん裏を狙える布陣にしてみるのも面白いと思う。連戦の真っ最中にもなるので、まだベストコンディションでない高松、モリシを同時に使い続けるのもリスクがある。バランスを考えた起用という側面から考えても効果的だと思う。この5試合で5連勝出来るのがベストだけど、そんなにうまくばかりはいかないので、5試合を1セットと考えた時にホームで必ず勝つために、アウェイの試合では勝ち点1で納得することも必要だと思う。

ただね、タイトルの通り、「仮想プレーオフ準決勝」として戦うなら勝ち点1じゃダメなんだよね。プレーオフ準決勝での勝ち点1は、すなわち6位クラブの敗退を意味するから。

ということでやっぱ絶対に勝たなきゃダメだ。2トップ起用でも、2シャドー起用でも、田坂さんがベストと判断したものを信じる。西京極の嫌なイメージを払拭するためにも、絶対勝とう!
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