Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

自滅(34節金沢戦)

2017-09-24 18:39:42 | マッチレポート17'
ほとんどの選手たちが1試合を通して、いわゆる「アラート」な状態でなかったことが敗因。負けてはいないけど、順位表で置かれてる状況、金沢との力関係を考えたら敗因と言い切って間違いない。失点時の竹内のハンドアピールに代表されるけど、相手がミスしたのに奪いにいけない、パスを受けようと走った選手にパスが出ず、ゆるめたところにパスが出るシーンは1度や2度じゃなかった。遠いアウェイの地でのゲームが選手をアラートな状態に保てなくさせてる原因なのかなとも思うけど、今季こういう状態のゲームをちょくちょく観るから一概にアウェイゲームが原因というわけでもなさそう。今日の序盤のような展開で後ろで回してる時にもアラートな状態でないことがよく分かる。ガッチリ引かれて前に付けられないなという時に後ろで何の可能性も起きないレベルのパススピードで回していて、果たして何かを起こすつもりがあるのかと聞きたい。ほんの少しの隙を見つけなければいけない、ほんの少しのズレを積み重ねてそこを突破する、そんなプレーが求められてる展開で、相手がジョグで追いつくスピードでパスを回してる選手たちをアラートな状態とはとても言えない。降格圏とも少し距離を置けて何が何でも勝たなくてもいいという状態のチームの心理状態を考えたら、少し時計を進めてあとはガッチリ守るだけ、同点までは許容範囲、そんな試合展開なんて誰にでも想像がつく。そんな試合であんな安い失点を与える。前節の長崎戦を受けて、何を活かしてるのかという疑問とともに、今季最も怒りを感じた試合。こんな試合をしてたら昇格は無理。


そんな低調な試合の中で、今日もビンビンに研ぎすまされていた選手が1人。確かに林のポストプレーは確実で、押し込む流れを作り出せるのかもしれない。さんぺーは局面でのプレーでうまさを見せるし仲間を活かすことが出来る。どんなにコンディションが悪くてもエースはそれなりに仕事をするもんだと言わんばかりにごっちゃんを使い続ける片野坂さんの気持ちも分からなくもない。でもそんなこと全て取っ払って、いま大分で一番研ぎすまされたゴールハンターは伊佐だ。確かに正確性なら林やさんぺーに劣るかもしれない。でもそれを補ってあまりある恐さが伊佐にはある。ただそれも今日のゴールやホーム岡山戦のゴールで実はシュート一番うまいの伊佐なんじゃないかと思えてきたし。ジョーカーとして使いたい気持ちも分からなくはないが、一番ゴールに迫れる選手の出場時間をわざわざ短くする必要はどこにもない。本当に信頼してるけど、FWの選手起用に関して最善の選択を取れていないことについてだけは片野坂さんは誤りを認めてほしい。


あとこの2試合で確信したけど、もっと序盤からアグレッシブに試合に入るべき。もう選手たちも気付いてると思うけど、相手が引いてスペースを埋めた状態で3バック+両WBでダラダラと回し続けてる展開は相手のペースだからね。もっとリスクを冒して自ら動かしていかないと能動的に勝ち点を取っていくことは出来ない。分かってるとは思うけど。


ゆるく入らず、片野坂さんが選手起用を誤らなければ、普通に勝てた試合。松本や徳島が勝ち点を落としてチャンスだったにも関わらずこの勝ち点ロストは自滅以外の何物でもない。
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