Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

厳しさが足りない(36節岐阜戦)

2017-10-08 17:14:09 | マッチレポート17'
実力値からの適性スコアは5−2くらいで大分勝ちだったと思うけど、それがこの結果で終わってしまったというのは、やはり厳しさが足りない。タイトルの頭に「昇格するには」という言葉を付けようと思ったし、その点について思うところもあるけど、それはシーズンが終わってから。


試合終了後に片野坂さん自身が早々に認めたように、勝てなかった最大の要因は山岸→伊佐の交代に伴うフォーメーションチェンジに尽きる。あれさえなければ、まず間違いなく勝ってたと思う。今までの岐阜もそうだし、今日の岐阜を見ても、何点かは取られそうだけど、それを遥かに上回るだけの点が取れそうなのが岐阜であって、それは順位表上の岐阜が何よりも分かりやすく証明している。時間帯を考えても明確に守りきれというメッセージを出したわけじゃないとは思うけど、ピッチ上の選手は感覚的にそう受け取る。精神論上でも遥か昔から語られ続けてきた誰でも分かりそうなシチュエーションでなぜあんな愚策に切り替えたのか、全く理解に苦しむ。


ビクトルが当たってたというエクスキューズがあるとは思うけど、それでもあれだけ多くの決定的なチャンスを作ったなら、5点は決めないと。結局こういう取り返しのつかないことになる。支配率70%という異常値を叩き出すチームに対して、1試合2〜3ゴールまでなら許容範囲。でも岐阜はそれをやるために他の色々なことを捨てて、大事なことに目をつむり、ロマンに突っ走っているわけで、それにお付き合いをするような人の良さを見せてどうするんだと言いたい。厳しさが足りない。


シキーニョのクロスの時もハンドがあったと抗議をしてたみたいだけど、スローのリプレーがなかったからそのプレーは何とも言い難いけど、その前の青木のは映像では完全にハンドに見えた。運もなかったとは思うけど、もうシーズンもこの局面に達したら、文字通り結果が全て。


まあ、こんな試合だから最後によく追いついたとは言いたくない。その前にやるべきことがたくさんあって、自ら招いた窮地だったわけだから。雰囲気的には14’シーズンのホーム水戸戦を思い出す勝ち点ロストだけど、あの時よりはまだ試合数もたくさん残ってるし、少なくとも勝ち点1は取ったというところが違いか。


しかし、この局面に至ってもこんな試合をしてしまうところに、「グッドゲーム→ガッカリゲーム」という悪癖を結局シーズンを通して克服することが出来なかったことが証明されている。サッカー以外の部分での原因があるように思えるから、この辺はシーズンが終わってからになるんだろうけど、分析は必要だと思うよ。


昨日、次節の対戦相手の福岡の試合を観た。横浜FC相手に逆転ゲームで、さらに内容も気持ちの入ったいいゲームだった。普通に考えたら、アレには勝てないなんて考えちゃうとこだけど、「グッドゲーム→ガッカリゲーム」という悪癖の反面、相手がどんだけ強かろうが、ちゃんと試合が出来るところは今季のチームのいいところだから、このガッカリゲームは水に流して、来週こそはホームで勝ってほしい。




イメージしてたカードマネジメントとは全く違う形だったけど、結果的には惇はナイスカードでした。
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