Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

アウェイは4連勝中

2012-08-04 13:46:27 | トリニータ
徳島戦プレビューです。

いまいち波に乗り切れていない感がある大分ですが、アウェイに関して言えば、現在4連勝中。その間のホームでの4試合で勝ち点が5しかあげられていないことを考えれば、まあそういうことなんでしょう。基本的に2試合に1回は試合をしなければならないホームが鬼門になんてなっちゃったら昇格への道はいばらの道どころじゃ済まされない。チーム戦術だけじゃなく、色々なことを早急に何とかしたい。

ということで現状ではアウェイの試合では絶対に勝ち点3を取らなければならない。今節対戦するのは徳島ヴォルティス。今季の順位予想で個人的には優勝に挙げたクラブだけど、名将コバちゃんの戦術が前半戦ではなかなか浸透せず、昇格争いに絡むことが出来ていない。ただここ5試合は負けなしの2勝3分と復調気味。ケガをしてた選手の復帰と夏の補強で陣容はかなり豪華になっており、そこが調子の上がってきた要因じゃないかなと思う。前節の熊本戦ではジオゴ、ドウグラス、アレックスのブラジリアントリオが揃って遠征に帯同しなかったにもかかわらず、ベンチに太田や杉本がいるという状態。エルゴラのスタメン予想では3人とも今節は試合に出られる状態のようなので、J2トップクラスの陣容で臨んでくるといっても決して過言ではない。頑なにスタメンをいじらず、レギュラークラスに疲弊感が見られる大分に対し、この夏場に高いレベルでローテーションが出来る徳島が主導権を握るような試合になると思われる。

ただ前節を観る限りでは、3-0の快勝と言えど、シュート数はわずかに5。効率がいいという言い方も出来るけど、そんなにいいサッカーをしてるわけではない。シュート数については1試合で5というだけでも少ないけど、流れの中でのシュートに限定すると前後半それぞれ1本ずつとほぼ打てていない。快勝とは言え、内容が良くないので、コバちゃんがメンバーを大幅に変えてくることも予想され、正直読みにくい。まとめると陣容は豪華だけど、強いのか弱いのかよく分からないといったところ。

ただチーム状態が良いとは言えない大分の現状を考えて、先制点を奪われるとかなりの確率で勝ち点が取れないと思った方がいい。熊本戦のメンバーならセットプレー時の守備もそんなに強そうじゃないし、ストロングポイントを全面に打ち出したサッカーで対抗していってほしい。

相手チームのことをつらつらと書きましたが、今節は大分がどういうサッカーをするかということの方が興味深い。前節愛媛戦で少し方向性を変えたのかなと思われるようなところがあったが、あれが狙ったものなのか、何となくそういうサッカーになったのか、この試合でしっかりと見極めたい。田坂さんが頻繁に使う言葉で「ボールを動かす」というのがあるけど、もうシーズンも3分の2が終わろうとしている。出し手に問題があるのか、全体の動きに問題があるのかは分からないけど、効果的にボランチの位置の選手にボールを入れることがいつまでも経っても出来ていない現状を考えると、少なくとも今季はそういうサッカーにこだわることはやめた方がいいと思ってる。モリシが出場停止になったこのタイミングで林選手の獲得が発表されたわけで、今節の林選手の遠征帯同は間違いないものと思われる。千葉や京都在籍時には単純に速い選手というイメージだったけど、田坂さんの評価は「賢い選手」のようだ。そういう選手が入ることで、血が巡るように突然組織が機能し始めることもあるし、こだわり続けるのなら、林選手のそういう働きぶりに期待したい。

色々な側面から試合を予想し始めるとキリがないんだけど、結局は相性の良さで何とかなんねーかなというのが正直なところです。勝ちてぇ。
コメント
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