崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

大連は親日的

2015年05月23日 05時27分50秒 | 旅行
中国大連理工大学の教員が留学生としてきており、新鮮な日中関係の薫風を吹かしてくれる。昨日私の講義の中で林楽青氏に話を聞いた。大連市は日清日露戦争の場であり、日本語を話す人口が30万人、中国の中でもとても日本と親しい親日的であるという。その親日は韓国が反日敵対、憎しみとする意味とは違うようであった。大連の女性は身長が高く美女であるが悪口が上手いという。日本の女性の化粧は魅力のポイントの第一位、歩き方は最低であるという人気度調査の話は私には初耳であった。日本の女性より韓国や中国の方が外見重視の傾向が強いと思ったが、逆のようである。すでに私は日本化されており、外から見られる日本人のイメージに無感覚なのか、あるいは年齢差によるものであろうか。
 そこで私から一言コメントをした。先生と学生の関係では外見よりコミュニケーションとパーソナリティに魅力を感ずること。親と子供との関係に類似していると。日本人が日本文化をどう意識しているか。敗戦直後は日本人自ら日本文化に対して否定的ネガティブであったが経済が発展すると日本文化を肯定的に見て、自信や自慢話が多くなったという青木保氏の日本文化論の変化を紹介した。韓国や中国も経済力によって自信を持つようになり、反日感情も強化されている。その時期が過ぎて客観的な姿勢になるというプロセスを期待する。