崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

サクランボ狩り

2015年05月05日 05時36分48秒 | 旅行
桜の花見の騒ぎが過ぎても色々な花は続いて咲いている。道端や坂道にツツジなどが満ちている市街、藤が見頃になっている。昨日はサクランボ狩りに行った。明日は藤を見にいく。病院の駐車場にある3本の桜の木にサクランボ、食べ放題だった。我が家のベランダの鉢ものに実った数個のサクランボは宝石を食べるような気分であったが、昨日は倉光氏の好意で美しくおいしいさくらんぼを満腹状態であった。花を鑑賞して実を食べるというのは幸せである。花の香りと美しさから実を食べる幸せである。ナイフで肉を切りながら食べる肉食文化とは対照的である。
 食べたサクランボは果物とは感じなかった。童心に戻り、また聖餐のようであった。それは美しい花見の感情がまだ冷めていないところの花の味でもあったからである。花の実が豊富な楽園は南の方である。その楽園は聖書によれば「太初」(太古)にあって、仏教では極楽にあるという。その楽園はこの世から想像した理想郷であろう。