寒さから一気に初夏になったような昨日は母の日であった。以前,他の教会では年配の方にカーネーションをあげたり特別な行事があったりしたが今はクリスマスやイースター以外の世俗的年中行事などは一切しない。それはそれでよいが、「和」が形成できない。今は小人数になっている職場が多い。それは「和」を作れるチャンスにもなる。日本文化の長所として「和の文化」と言われながら場合によっては和を壊す人もいる。多様性を強調するべきなのか、どうすべきか悩むところである。多様性こそ「和」の基本である。ただのトラブルメーカーは和ではない。母の日、留学生の林さんから家内にカーネーションが贈られてきた。部屋が和んでいる。
中国嘉興大学から副校長の費氏一行4人がわが家で2時間ほどお茶の時間を持った。去年我が夫婦がその大学を訪問した時の写真を見せ、またそちらの大学が用意して来た写真をテレビに映しながらの楽しい時間であった。上海近い浙江省は世界的にシルク生産地として有名である。家内にシルクのスカーフがプレゼントされた。私の母もシルクの織物をしていた。夏には桑の葉を蚕に餌としてあげてシルクを織っている母の姿は幼い私にとっては日常的なことだった。昨日の「母の日」にシルクをみて、母の織物を思い出した。