崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

名古屋のラジオにインタビュー

2011年06月02日 04時13分02秒 | エッセイ
 名古屋地域のラジオCBC1053「気分爽快」の番組のために古川枝里子アナウンサーから韓国の葬式について電話インタビューをうけた。放送予定日は6月6日朝8時20分からであるという。葬式では賑やかな雰囲気、特に大声での泣きをもって日本との違いに触れた。悲しさは同じであっても泣くこともそれがそれぞれの文化の表現様式が異なることについて語った。葬式は死の尊厳であり、親孝行の源泉という儒教の精神も語った。
 日本人の言語表現は相手を尊重しながら反論するようなレトリックになっている。しかし昨日の党首討論は異様であった。自民党の谷垣総裁が菅総理に最初に面前から「あなたは辞めるべき・・・」と話すのを聞いて彼の高慢さ、無礼さに落胆した。教養のある人であれば世界中、どこにも面前で相手を侮辱することばから討論をするところはない。それに比して菅総理はジェントルであった。相手を全面否定するような討論は乱暴すぎである。教養のある討論ではなく、とても残念であった。