崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ソウルで恩師の全集出版準備

2009年05月18日 05時34分24秒 | エッセイ
 一昨日泊まった関空近くの日根野ステーションホテルは駅に近く6、700円朝食付きである。インタネット無料と食堂、シャトルバス、従業人のサービスなど私には大満足の理想的ホテルであった。自分でネット上で探したものであるが本当にうれしく感謝の気持ちであった。朝起きて風邪もかなり軽くなった。調査旅行なのにカメラを忘れて家から出てしまい困った。免税品のコーナーで新品を買った。気に入った。
 ソウル仁川空港に到着するまではマスクをしたが飛行機を降りてからはマスクを外した。マスクをした人には検疫検査に時間がかかりそうであるからであった。実際風邪は治ったようだからである。ソウル中心のビジネスホテルに入った。ここも私には理想的なものである。意外に部屋が広く、設備もそろっている。韓国でもサービス産業がずいぶん発展していることを感じた。
 ソウルはまだ寒い。夕食は出版社民俗苑社長洪鐘和氏のご好意で私の恩師の李杜鉉先生の全集出版発起会が開かれ、韓定食を頂いた。先生が私の最新著『映像が語る植民地朝鮮』を気に入られ、その出版社を希望したので、その旨出版社に伝え、私が韓国を訪れる機会にこのようなよき集いが設定されたのである。昼はジュムラクという焼肉、夜はカルビなど心温まるそして贅沢な食事であった。先生もとても喜ばれ、数日前先生の日であることを思い起こし恩師に少し恩返しができたようで私も満足している。