崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

北朝鮮の烽火

2009年03月26日 06時04分14秒 | エッセイ
  北朝鮮は日本海側にミサイル発射を予告して日本では防衛上大きい問題になっている。私は数年前3回ほど訪ねたことがあるが、そのような発射の技術や燃料があるのだろうかと不思議に思う。正午ラッシュ・アワーの中心街の道路に車が視野に10台も入らない国、シャベルとカマスで仕事をする労働の現場をみて、いま北朝鮮のミサイル云々という報道にはとても納得がいかない。ガソリンと電気が極端に不足して高層アパートのエレベーターも停止している国であっても「楽園」と信じている人がいる。
 外部の情報が全く遮断されている。港の入管審査員から聞かれて私が答えた日本の状況を聞いて彼は驚いていた。私がハンディカム。ムービカメラを持っているのをみて日本の特殊な階層と思われた。日本や韓国は豊かな経済国だというと、「それはアメリカの属国である」といわれた。今度の発射は鎖国の北朝鮮から外への発信と思われる。これが契機になって北朝鮮自身の変化の契機になるかもしれない。今度のミサイル(?)は王朝時代の烽火のようなものに過ぎないと思う。もし発射したら安全のために迎撃してほしい。