崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

編集の新鮮さ

2009年03月24日 05時32分31秒 | エッセイ
 自分の出演を見るより編集に関して関心があった。NHK山口のニュースの時間で植民地時代の映画「志願兵」と「朝鮮海峡」に関して先日録画された私へのインタビューが放映された。もっと分かりやすく話したかったことなど気になっていたが編集とアナウンサーの紹介の言葉によって補充されていていた。編集者の誠意とアナウンサーの親切さが伝わってきた。
 私は本などを編集したことがあり、編集に関心が高い。元の内容を編著にすることはただの寄せ集めではない。また自分の意思による「偏執」になってはいけない。数年前韓国MBCのPD手帳の悪意ある編集=偏執を思い出す。今度の自分が出演した映像を見ながらその編集をみて花を生けるように「切り捨て」て花を「生かす」生け花のようなものだと感じた。今後は「撮る、編集する、見せる、視る」という全体の脈絡から映像を分析していきたい。