崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

出版記念会で「感謝牌」をいただく

2009年03月06日 05時46分53秒 | エッセイ
 ソウル仁川空港に着き、出版社の社長の運転で出版社へ向う車内で新著『映像が語る植民地朝鮮』をはじめてみた。感動した。編集者などに感謝、激励してから和食を御馳走になった。夕方、フグ料理の食堂で行われた晩餐会は出版記念会で韓国国立国樂院から伝統音楽発展へ寄与したということで「感謝牌」をいただいた。日本から6人が参加したのに本意ではなく、和食になってしまって韓国料理を期待していたであろうと思い、申し訳なく思ったが本人たちは豊かな食事と日本で食べる和食とは一味ちがう和食を楽しんでいるようで内心ホッとした。韓国では和食が高級な方であり、日本人に合う日本式の方が良いと思って準備をして下さったようである。
 出版記念会は自祝会にしようとしたのが韓国国立国樂院と出版社の主催になってしまってご迷惑をかけてしまったがとても嬉しかった。参加者の中には下関教育院長を長く勤めて二月の末に帰国した李永松氏夫婦が参加して嬉しかった。本を書いたり仕事をするのも「愛情活動」と思うと言ってしまったがうまく表現できなかった。つまり、利害関係を超えて仕事が好きでやってきたことを言いたかったのである。