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「まず、経済学者を皆殺しに・・・・」

2006年08月03日 19時10分32秒 | 経済関連
非常に過激なタイトルですけれども、これは私が考えたワケではありませんよ(笑)。いかに経済学者の方々を「胡散くさい思想家の一種」というような誤った認識を抱いたとしても、ここまで危険な表現をすることはないでしょう。世の中は広い、ということでしょうか。上には上がいるものでございます。


まず、一部で注目を集める「トンデモ」風な記事があったのです。

スラッシュドット ジャパン 美しい親からは女の子が生まれる


ここで出てくるDr.Satoshi Kanazawa の書いた論文のタイトルが過激なんですよ(笑)。
問題の文献は次のようなものです。

‘First,Kill All the Economists....’:The insufficiency of Microeconomics and the Need for Evolutinary Psychology in the Study of Management



このタイトルにあるでしょ?
で、注釈にあるように、シェークスピアの『ヘンリー6世』のセリフをもじったものということです。

‘The first thing we do,let's kill all the lawyers’というのがそれ。

日本の訳語本ではどうなってるか知らないのですけど、恥を忍んで私の訳を書きますと、「まずやることねえ、、法律家ってヤツを皆殺しにしようぜ」というような感じでしょうか(元々の作品を読んだことがないので、どのような文脈かは不明です)。


法律家を皆殺しにする代わりに、今度は「エコノミストを皆殺しに」、というのが「ドクターかなざわ」の言い分らしいです(笑)。進化心理学がそんなに凄いんですかね。ビジネススクールでは、進化心理学者がエコノミストにとって代わればいいんですと。


<ちょっと寄り道:因みに、元々のセリフも結構凄いね。「kill all the lawyers」ですもんね。「法律家」はシェークスピアの時代に、既に「悪者」の仲間入りをしていたということですね(笑)。おおよそ当時の法律家の印象というのは、①すぐ理屈をこねくりまわす、②自分に有利なことばかり言う、③何でもこじつける、④高圧的で他人を見下した物言い、⑤威信を振りかざす、というような感じでしょうか。これは勝手な憶測なのですけど。でも相手がこのような人物である時に、自分に対抗手段を持たない場合には、「えーい、ウザイ、面倒くさい、いっそ殺っちまえー!」という風になってしまうのも、何となく判るような気がします(勿論、殺人は絶対にダメですよ)。だって、何一つ勝てないんですもんね。そうなると、わがままな幼児が、思い通りに行かなくなった時におもちゃを投げつけるのに似ていて、何かの暴力的行為をやってしまうような気持ちが判るな、と。>


論文の中身は全く読んでませんが、学者ならば本当に「エコノミストは死んでしまえ」ということが正当なのかが判るでしょう(笑)。

進化心理学ってのも、よく判らん分野ですよね・・・・実際、一生懸命研究している人たちもいるのでしょうから、批判するわけではないんですけれども。「かなざわ博士」の『進化の過程により美しい親がより多くの美しい女子を作り出した結果』(!)という説明を見れば、何と言うか、推して知るべし、でしょうけどね。



とあるブログの言葉

2006年08月03日 16時19分26秒 | 俺のそれ
恐らく男性だと思うが、彼は自身のブログについて、こう書いていた。
『このブログには常連さんなんていやしない。』

彼のブログの人気度とか、どの位のアクセスがあるのかとか、そういうのは判りませんが、私は読んでいますよ。コメントやTBが出来ないので(IDがないと受け付けられない)、向こうは気付かないと思いますが、一応書いておきます。
私が、「常連さん」です。(笑)


ブログを読む動機・・・・これは人それぞれではないかと思いますが、彼の言うように「管理人の魅力」というのはきっとあると思う。しかし、私が当該ブログを定期的に読んでいるのは、管理人さんへの興味とかそういうのでもない。実は書いてる人がどのような人なのか、殆ど知らないからだ。でも、内容に何となく「興味」があって、また「行ってみようかな」と思わせる記事なので、きっと読みに行くんだろうと思う。


私自身のブログでは、pvとかアクセス数は判るが、単なる数字だけだ。それ以外は全く不明なので、どこから来てるとか、検索で来てるとか、そういうのも判りません。それでも、読んで頂いている人々がおられるので、誠に有り難いことだと思います。


でも、本音を言うと、ちょっと寂しい。
それは、いつまでたっても人気の出ない、客のあまり来ない店みたいなものだからだ。多分、「魅力のなさ」はあると思うが、そもそも供給側の問題があって、「需要のないもの」だけを主に生み出しているんだろうな、と思う。読んでもつまらないし、ためにもならないし、得るものが少なすぎるからなんだろうな、と思う。なので、いつまで経っても需要が生じないのだ。

こういう時、自分がなぜ書くか、という理由がよく判らなくなる。まあ、単なる落書きだと思えば、それもまたよしではないかな、と。自分の為に書いてるようなものなのかもしれないな。自分の考えを並べなおして、メモするみたいなもの?