いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

専門家は正しい知識を啓蒙しているか

2006年08月21日 21時53分00秒 | 俺のそれ
今日のfinalventさんの日記を読んで、ちと考えた。判るような気もするけど、どうなんだろうな、と。

専門家の意見というのは、大抵は素人よりも正しいだろうし、素人の知らない知識なんかも総合して考えるから、同じような意見表明であっても意味合いが違うだろう、ということは理解できる。そりゃそうだろうね。特に専門家自身が「メシのタネ」にしている分野なのに、素人以下であれば、その人の存在価値が失われるか、いい加減な評価の恩恵を受けているが故に稼げる、ということになるでしょう。素人以下の専門知識しかない専門家は、カタリみたいなもんですかね。そういうのは結構いたりするような気もしますけど、まあいい。要は、「素人衆」に正しい知識を植えつけられるように、情報を保有している専門家が正しい情報を出すようにしてもらえればいいのです。あんまりできてないことが多いと思うけど。


では、専門家以外の人間が、生半可な知識をかじったくらいで批判したり、ブログに書いたりしちゃいけないか、というのは、ちょっと違うと思いますね。もう何度も書いてきましたが、たとえちょっと間違っていようとも、十分な専門知識がない状態であっても、意見表明はしていいハズです。それに、経済学者や経済評論家が専門知識に基づいて何かの意見表明をしていても、それに対する批判とか反対とかそういう意見を文学者や社会学者が何かに書いたりするのも当然アリですよね。そういうのには、言論で対抗してもらえばいいのです。で、専門家と専門家以外の人がやりあって、それを見ている人々は「どちらがどうなのか」ということを考えるわけで、まるで「見当ハズレ」の批判とかであればアッサリと決着がつくでしょう。専門家にしか判らない知識に基づく意見であっても、それを相手に理解できるように示せるか示された意見への反論を見れば、専門知識がない人であってもおおよその判定はつけられるでしょう。

他には、ブロガー同士のような場合であればどうなのか、ということもあるかもしれない。一方が「アルファーな方」で影響力の大きい場合で、間違ってることを言ったり書いたりしている時もあるかもしれない。そのような場合でも、やっぱり言論で対抗してみるしかなく、「専門的にはこうです」ということが判りきってるならば、専門家がそれを教えてあげればいいのだし、そこで専門家の意見を拒否する理由なんてそれほど存在しないのではないかと思えますね。どうしても同意できない場合には、拒否もあると思いますけど。ああ、でも、無視はあるかもね。本当の専門家の言う正当な意見が全く黙殺されて、アマチュアなブロガーの方が支持されるということは、あまり見かけないと思います。


そうは言っても、専門家にも問題があることもあるし、報道段階で誤って伝わってることもあるし、色々あるからね。なので、専門家の意見だからといって、鵜呑みにしちゃいけないこともあるから、「どうなんだろう?」と素朴に思って考えたり調べたりすることに意味があるんじゃなかろうか。私もどちらかと言えば「反専門家主義」に罹患しているからね(笑)。今までに、専門家の意見に反対していることも多々あるし。


いずれにしても、本物の専門家の方は、「アマ」の間違ってる姿を見かけたら、元々の優位性に裏打ちされた精神的余裕があるはずですから、優しく教えてあげればよいのではないでしょうか。アマの方は、たとえ間違った意見の表明であっても、問題提起としては否定されることはないと思うし、そこから次のステップに進めることができればそれでいいと思う(いつまでも間違った意見を押し通すのはよくないね)。


namiさんの言うように、日経社説の「マクロ経済スライド」が正確に説明されていないことが問題であるとして、「マクロ経済スライド」のスライドの仕方自体が社説の主旨とかfinalventさんの意見を大きく変えるわけでもなく、影響は殆どないと思うんですよね。「スライドの説明が間違ってる」ってのは、専門性は高いかもしれないが、本質を変えるものではないわけで。そりゃ、完璧な知識を持って批判せよ、っていうのは、部分的には正しいけれど、それを全部に求めるのであれば、「専門家以外」は全く批判できなくなっちゃうわけだし。


<ちょっと寄り道:
昔(といっても高校時代だから、今から22年くらい前)、文系の人にありがちだったように思うんだけど、日本史の凄く細かいどうでもいいようなことを知っている人がいて、「マニア?自慢」みたいな感じがしてたんですよね。「軍オタ」もちょっと似てる気がするが。細かい間違いを修正したり、指摘したりしても、そういう枝葉末節で問題が解けるということでもないのでは、と思っていた。自分は入試で歴史を選択しなかったから(日本史・世界史は教科書が厚かったので・・・笑)よく知らないし、そんな細かいのは全く興味なかっただけなのですけど。>



因みに、namiさんのマネをして(というか、対抗意識?)、google検索を調べてみましたよ。
前にもちょっとやったけど。「麻生親分」とか(笑)。


キーワード「反専門家主義」でみると、約639000件中、トップ!
信じられないでしょうが、そういうもんです。ガハハ
みなさん、ちょっとショックを受けられたのでは?


続いて、namiさんご自慢(13位)の「格差社会」、これ、すごく多い。
何と約3130万件。
それがですね、何と、2着ですからー!!!
「内田樹の研究室」の次ですから、わたくしの「ショボクレた寂れブログ」が!!
これが、どうしてなのかは全く不明。
ただですね、このキーワードでウチに訪れてる人はきっと少ないと思う。
何故なら、読者の数が増えないからですね。大体同じ傾向だもの。
でもいい。

グーグルいいぞ、凄いぞグーグル!!笑
これからは、グーグルを応援します、私。オリンピックのスポンサーみたいに。
「私たちは、グーグルを応援しています」


グーグルの人?は、多分ブログなどに自分の所の記事が出てないか、ネット上を巡回していると思う。
だって、前に書いた検索結果の表示のことなんですけどね、その後暫くしたら修正されてたし。
どうやってチェックしているのかは不明ですけど。


あと参考までに、gooブログの記事にも、「ヤバい」キーワードみたいなのが設定されていて、記事更新をしようとするとチェックに引っ掛かるのではないかと思う。どうしてそう思うかと言うと、前に「麻薬」に関する架空の物語を書いた時に、画面の表示が変になってたもん。多分、違法な記事などが無闇やたらと公表できないようになっているんだろうと思うな。その為の、キーワードチェックがあるのだと思う。



駒大苫小牧は惜しかったね

2006年08月21日 16時55分08秒 | 経済関連
偉業の3連覇はやっぱり難しかったか。
でも、凄いね。選手はとても頑張ったと思うよ。


ハンカチ王子(笑)も立派だ。
非常にクレバーな投球術を心得ている。


でもね・・・・3連覇に挑戦できるのは、誰かが連続優勝するしかないので、
最短でいってもしばらく先になるだろう。
折角だから、駒大苫小牧には「歴史」を作って欲しかったな・・・
なんてね。
欲を出してもダメでしょうけどね・・・


高校野球が多くの人々に感動を与えたことは確かだよね。
野球はやっぱり魅力があるんだよ。