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裏金は「公然の秘密」

2006年08月12日 16時26分36秒 | おかしいぞ
全く聞いて呆れるね。
思ってはいたけれど、こうハッキリと言い切られると、かなりの拒絶感がありますね。やっぱり「公務員」の腐敗体質は、「長い歴史と伝統」があったんだな、と思いますよね(笑)。「悪しき伝統」ほど長く残りやすい、ということでしょうかね。


Yahooニュース - 毎日新聞 - 岐阜県裏金 存在推測も関与は否定 梶原前知事

(記事より一部抜粋)

岐阜県庁の裏金が県職員組合管理の口座にプールされていた問題で、裏金が組合口座に集約され始めた当時の梶原拓前知事が8日、県庁で記者会見し、裏金について「具体的に掌握はしていなかったが、岐阜県でもありうるとは思っていた」と述べ、県庁内での存在を推測していたことを明らかにした。一方で「やましいことは一切していない」と裏金隠しへの自身の関与を改めて否定した。
 梶原前知事は会見で「就任した89年度当時は公然の秘密として国や自治体で裏金作りが行われていた。改革を進める中で裏金問題は解消したと推測していた」と話した。その上で「どこでどれだけ(作られた)というのは一切聞いていない」と強調した。





15年くらい知事をやっていて、知事会でも活躍していた方ですから、そりゃ「表も裏も」知り尽くしているはずだわな。で、「89年当時は公然の秘密として国や自治体で裏金作りが行われていた」ということですから、こんなの始まったのが「バブル期以降」なんてことがあるはずもなく、もっと昔から「当たり前」のように行われてたんでしょ?


ほぼ全部でしょ。部署も関係ないし、警察も検察も裁判所も保健所も税務署もみんなだろ?それがいくつかバレちゃっただけでしょ?中央も地方の出先も、自治体も全てでしょ?運悪く見つかったところだけは、「返しゃあいいんだろ、返しゃあ」ってことで、いくつかの部門だけは返還したけれど、実際には「氷山の一角」だろ。これって、どうして犯罪じゃないんですか?


自分たちが腐ってるくせに、「制度が悪い、システムの問題だ」とか「悪いのはほんの一部だ」とか「不正は失くせない」とか言うヤツラがいるんですよ。世の中というのは不思議なもので、「犯罪に加担しているヤツラ」が偉そうに御託を並べて、それがまかり通るのですよ。こういう連中のやった、明らかに「意図した犯罪行為」に刑事罰が加えられることはなく、逆に医療ミスのような「意図せざる行為」であっても刑事罰が与えられるのですよ。国民がどれほど「不正を止めてくれ」とお願いしようとも自ら止めようとしないし、散々批判しても「言うことを聞いてくれない」のも、何故なんだろうか、と思うね。


「規則ですから」
昔、ありがちな公務員の殺し文句みたいなものではないかと思ってたけど、公務員の実態というのは「規則はないも同然」であり、彼ら自身が「法」であり「ルール」なんですよ。談合もそう。天下りもそう。特殊法人の蔓延りもそう。


彼らの感覚では、税金というのは一部は「自分たち」に融通してもいいものなのですよ。帳簿も数字も操ればいいだけだから。裏金は、彼らの「クラブ会費」みたいなものであって、自分が払いもしないくせに「活動費」として使えるのは「当然」と思ってるの。だから、宴会の時やゴルフの時や送別・慶弔の時とか、勝手に使うんですよ。テメエの金を出してみろ!っての。要するに「タカリ」の根性が染み付いてるんですよ。

こういう感覚・慣習はね、直ぐには抜けないの。毎度接待されるのに慣れてたし。自分のサイフから金を出すなんてことは、「全くない」んですよ、ヤツラは。初めから1円も払う気などないくせに、「活動費」だけは一丁前に欲しがるんですよ。「互助会費」にだって、補助として職員が払う額の数倍もの公金を入れてたけど、それでも「足りないからもっとよこせ」ってことなんですよ。そういうヤツラです。


なので、不正は今後もなくならないでしょう。同じように出てくるでしょう。自らが「隠してある全て」を自白して、罪を償い、信頼回復に努めようと意識改革を行わない限り、何を言っても無駄でしょうね。国民が文句を言ったり騒いだりしても、屁とも思ってないでしょう。バカな大衆に成り代わって、「オレ達が(仕事を)やってやってるんだ」、という意識が強く残ってる限り、大衆の言うことになど耳を貸すことはないでしょう。自分たちで「規律」回復ができるなら、とっくの昔に解決しているでしょうけどね。