昨日から憶測で書いてしまい、良くないかもしれないと思いつつ、もう少し書いてみたいと思う。死者の方は103名とのことです。ご冥福をお祈りします。
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - JR脱線事故 「乗り上がり脱線」か レールに線状の傷
Yahoo!ニュース - 共同通信 - 左傾し脱線した可能性 国交省事故調委の見方
昨日も書いたが(安全神話の崩壊する時(追記後))、事故現場の車両の位置関係から、1両目がマンションに激突後、2両目は勢いが残されていて尚且つ3両目に押され続けたので、1両目と2両目の間でジャックナイフ状に曲がりマンションの柱に激突、3両目が押し続けた2両目後方部は柱に巻きついて折れたと思われる。脱線直前にはどのようなことが起こったのか?少し推測してみます。
1両目がカーブに進入した時、制限速度を大幅に超えていた。直前の直線部分では恐らく120km程度出ていたのではないか(駅を出発してから事故現場まで平均速度が相当早く、0からの加速段階などを考慮すれば、最高速度は120kmを超えることになるように思うが)。カーブ手前から緩く減速開始したものの、進入スピードが早すぎたのだろう。緩和曲線部分を1両目が通過し、カーブに入ると大きく左側(進行方向に向かって、です)に傾いて(バンクがあるので、倒れはしないし脱線もまだしない)、その状態で急ブレーキがかけられた(右側レールから車輪は接地せず浮いていたかもしれない)。この時、左最前方部車輪側に大きく沈み、2両目以降の制動荷重が大きく1両目にかかった。2両目は既にカーブに入っていたため、1両目に対する前方荷重のかかる方向が直線的ではなく、曲がって伝わる。つまり、1両目車体は後方部分が大きく左外側に振られるような格好になる。ここで1両目の車体後方部車輪はレールに接地せず、2両目に押し上げられる格好となる。その為1両目と2両目の連結部分が大きく歪んでいた。
この一瞬の持ち上がりの後、1両目車体後方部車輪が接地すると、1両目車体はカーブと急制動によって大きく左前方向に傾斜していたのに車体後方左側車輪への荷重が一瞬起こってしまったため、車体全体の荷重バランスは左後方車輪の方向へ荷重がシフトした。車台のサスペンションとか板バネとかの構造は判りませんが、通常大きく沈み込められたサスペンションはその反発力は荷重が続く限り溜め込まれるが、少し荷重が開放されるとそうした大きく沈み込んでいたサスの反発力が強く働くように思う。そのため左最前方部車輪にかかっていた最大荷重は一瞬開放され、その時に車輪のせり上がりが起こったのではないだろうか?左最前方部車輪がレールに少し乗ったところで(右側車輪はここでも接地していなかったかもしれない)、1両目の車体全体は後方荷重へとほんの一瞬シフトしていたために、まるでジャンプ台に乗ったかのように、1両目の最前方部は大きく左に傾きながら跳んだ。その為にレールへの損傷が少ないのではないか。
後方車両との車重とか乗員の数、また車台の制動性能の違いなどによって、カーブ上に並んでいた1両目と2両目の連結部分への荷重方向が一直線上ではなく、カーブの接線方向へと大きな制動荷重がかかったために、1両目の車台に大きなアンバランスを生じ、それによって最大沈み込みとなっていた1両目最前部左車輪の戻りが一瞬のうちに脱線へと繋がったのではないか、ということだ。ジャンプするように脱線するなら、レール損傷が少ないこともあり得るのではないだろうか。2両目と3両目もカーブの為に大きく左側に傾いており、荷重が左側方向にかかっていたため、2両目と3両目は1両目に引っ張られるように僅かに浮き上がりながら容易に脱線した。しかし、3両目はカーブの中に完全に入りきっていなかったため、遠心力が前の車両ほどではなく左傾斜が弱かったため横転しなかったのではないか?
1両目が完全横転して滑りながらマンションに激突するなら、方向が変わるとか車体の向きが変わると思うが、むしろ棒のように直線的に突っ込んだ感じで、直進エネルギーはかなり残されていたと思う。なので地面についた時には車の片輪走行のように左車輪から着地して、そのまま左側に横倒しになりながらマンション駐車場に激突したと思う。地下駐車場に投げ出された人々が沢山いて助かった方がおられたのは、マンションに激突する直前まで完全横転していなかったからなのではないだろうか?完全横転したまま滑ったら全員車体左側に押し付けられたまま割れた窓とかから地面に巻き込まれ車体の下敷きになるように思う。なので、駐車場進入時直前まで倒れず、まず前方部分が大きく潰れるほどの衝撃で正面側が激突し、その直後完全に左横倒しが起こった際に車体左側へ叩きつけられ、何人もの人が窓などから下に落ちたのではないか?地下駐車場への穴は車体前部が掘り込んだためではないか?(それとも2両目の激突で、1両目車体へ大きな変形力が加わり車体中央部付近に大きなたわみ部分(弓なり状ということ)が発生して駐車場の床面を強く押した為に穴が開いたか?)この激突時に前方へ大きく飛ばされて左側窓から下に落ち、続いて2両目の乗客は前方へと大きく投げ出され(1両目方向へ飛ばされる)、すぐさまジャックナイフ現象が起こり柱に激突したのではないか。
追記:14時半頃
板バネなどではなく、「空気バネ」ということのようです。日比谷線の脱線事故でも起こった「輪重抜け」が先頭車両に起こるかどうか、ということになると思いますが、もしも、上に述べた仮説のような左最前部車輪に最大荷重からの車体後方部への荷重シフトが起こるならば、「輪重抜け」が起こりえるようにも思う。カーブ走行中、空気バネは恐らく相当の強圧縮を受けていたはずで、この戻りが荷重シフトと同時に起これば、一瞬の浮き上がりが車輪のせり上がり脱線に繋がるようにも思う。
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - JR脱線事故 「乗り上がり脱線」か レールに線状の傷
Yahoo!ニュース - 共同通信 - 左傾し脱線した可能性 国交省事故調委の見方
昨日も書いたが(安全神話の崩壊する時(追記後))、事故現場の車両の位置関係から、1両目がマンションに激突後、2両目は勢いが残されていて尚且つ3両目に押され続けたので、1両目と2両目の間でジャックナイフ状に曲がりマンションの柱に激突、3両目が押し続けた2両目後方部は柱に巻きついて折れたと思われる。脱線直前にはどのようなことが起こったのか?少し推測してみます。
1両目がカーブに進入した時、制限速度を大幅に超えていた。直前の直線部分では恐らく120km程度出ていたのではないか(駅を出発してから事故現場まで平均速度が相当早く、0からの加速段階などを考慮すれば、最高速度は120kmを超えることになるように思うが)。カーブ手前から緩く減速開始したものの、進入スピードが早すぎたのだろう。緩和曲線部分を1両目が通過し、カーブに入ると大きく左側(進行方向に向かって、です)に傾いて(バンクがあるので、倒れはしないし脱線もまだしない)、その状態で急ブレーキがかけられた(右側レールから車輪は接地せず浮いていたかもしれない)。この時、左最前方部車輪側に大きく沈み、2両目以降の制動荷重が大きく1両目にかかった。2両目は既にカーブに入っていたため、1両目に対する前方荷重のかかる方向が直線的ではなく、曲がって伝わる。つまり、1両目車体は後方部分が大きく左外側に振られるような格好になる。ここで1両目の車体後方部車輪はレールに接地せず、2両目に押し上げられる格好となる。その為1両目と2両目の連結部分が大きく歪んでいた。
この一瞬の持ち上がりの後、1両目車体後方部車輪が接地すると、1両目車体はカーブと急制動によって大きく左前方向に傾斜していたのに車体後方左側車輪への荷重が一瞬起こってしまったため、車体全体の荷重バランスは左後方車輪の方向へ荷重がシフトした。車台のサスペンションとか板バネとかの構造は判りませんが、通常大きく沈み込められたサスペンションはその反発力は荷重が続く限り溜め込まれるが、少し荷重が開放されるとそうした大きく沈み込んでいたサスの反発力が強く働くように思う。そのため左最前方部車輪にかかっていた最大荷重は一瞬開放され、その時に車輪のせり上がりが起こったのではないだろうか?左最前方部車輪がレールに少し乗ったところで(右側車輪はここでも接地していなかったかもしれない)、1両目の車体全体は後方荷重へとほんの一瞬シフトしていたために、まるでジャンプ台に乗ったかのように、1両目の最前方部は大きく左に傾きながら跳んだ。その為にレールへの損傷が少ないのではないか。
後方車両との車重とか乗員の数、また車台の制動性能の違いなどによって、カーブ上に並んでいた1両目と2両目の連結部分への荷重方向が一直線上ではなく、カーブの接線方向へと大きな制動荷重がかかったために、1両目の車台に大きなアンバランスを生じ、それによって最大沈み込みとなっていた1両目最前部左車輪の戻りが一瞬のうちに脱線へと繋がったのではないか、ということだ。ジャンプするように脱線するなら、レール損傷が少ないこともあり得るのではないだろうか。2両目と3両目もカーブの為に大きく左側に傾いており、荷重が左側方向にかかっていたため、2両目と3両目は1両目に引っ張られるように僅かに浮き上がりながら容易に脱線した。しかし、3両目はカーブの中に完全に入りきっていなかったため、遠心力が前の車両ほどではなく左傾斜が弱かったため横転しなかったのではないか?
1両目が完全横転して滑りながらマンションに激突するなら、方向が変わるとか車体の向きが変わると思うが、むしろ棒のように直線的に突っ込んだ感じで、直進エネルギーはかなり残されていたと思う。なので地面についた時には車の片輪走行のように左車輪から着地して、そのまま左側に横倒しになりながらマンション駐車場に激突したと思う。地下駐車場に投げ出された人々が沢山いて助かった方がおられたのは、マンションに激突する直前まで完全横転していなかったからなのではないだろうか?完全横転したまま滑ったら全員車体左側に押し付けられたまま割れた窓とかから地面に巻き込まれ車体の下敷きになるように思う。なので、駐車場進入時直前まで倒れず、まず前方部分が大きく潰れるほどの衝撃で正面側が激突し、その直後完全に左横倒しが起こった際に車体左側へ叩きつけられ、何人もの人が窓などから下に落ちたのではないか?地下駐車場への穴は車体前部が掘り込んだためではないか?(それとも2両目の激突で、1両目車体へ大きな変形力が加わり車体中央部付近に大きなたわみ部分(弓なり状ということ)が発生して駐車場の床面を強く押した為に穴が開いたか?)この激突時に前方へ大きく飛ばされて左側窓から下に落ち、続いて2両目の乗客は前方へと大きく投げ出され(1両目方向へ飛ばされる)、すぐさまジャックナイフ現象が起こり柱に激突したのではないか。
追記:14時半頃
板バネなどではなく、「空気バネ」ということのようです。日比谷線の脱線事故でも起こった「輪重抜け」が先頭車両に起こるかどうか、ということになると思いますが、もしも、上に述べた仮説のような左最前部車輪に最大荷重からの車体後方部への荷重シフトが起こるならば、「輪重抜け」が起こりえるようにも思う。カーブ走行中、空気バネは恐らく相当の強圧縮を受けていたはずで、この戻りが荷重シフトと同時に起これば、一瞬の浮き上がりが車輪のせり上がり脱線に繋がるようにも思う。