いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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郵政民営化のまとめ編2

2005年04月20日 13時01分26秒 | 社会全般
遂に執行部一任を取り付けることに成功(?)しました。いや、成功と言うより、反対派の妄言を振り切った、というか、一気に押し切ったというべきでしょうか。怒号や罵声を受けた執行部の、相当の頑張りがあったことでしょう。特に与謝野さんと園田さんは、「決断の時」を明確な態度で示し、すがりつく反対派の「納得できない」作戦に終止符を打った。国民の立場としては、「よくやった、執行部!」と褒めてあげたい(笑)。


理解力の乏しい「荒イ」の荒い語気も(いつものオヤジギャグ…スミマセン)、無意味な遠吠えだな。反対派の一部はまだ諦めてはいないだろうが、実質的に終戦宣言と見てよいと思う。参院本会議での否決は、自民党を離党するか、党を割る覚悟で望むしかないだろう。反対派に果たしてそれが出来るのか、見ものだな。大義があれば、国民が味方するだろうから、次の選挙で無所属であっても勝てるだろう?大義なき反対は、単なる抵抗勢力に過ぎない。肝に銘じるべきだ。それと「加藤の乱」をもう一度思い出しておくことだな。


後は政府側が、ここまで進めてきた執行部の「面子」に配慮して、落としどころを探ることになるだろう。無用な紛糾を避けつつ、基本方針の堅持を貫ける妥協点を見つけることが出来れば、法案可決は可能だろう。万が一、否決されるようなことがあれば、今後日本の改革路線は大きく後退する。財政政策上も大きく遅れてしまい、プライマリーバランスの回復は達成出来ないだろう。それに、ようやく社会保障改革のテーブルが出来たのに、政治的混乱が起これば、これもまた改革が進まなくなってしまう。これ以上の遅延は、状態を悪化させる一方で、日本にとって致命的なダメージとなりかねない。


野党を含め、政治家たちは、郵政民営化は象徴的な改革であるということを、よく考えて決議することです。与党に反対とか、支持基盤だけ考えて反対、ということでは、将来の展望は開けてきません。

郵政民営化のまとめ編1


民営化ができれば、次はいよいよ独立行政法人、公庫公団や公益法人への金の流れを変えることが可能になっていくはずです。特別会計への切り込みも進められるようになるでしょう。官僚達の作り上げてきた「贅肉組織」への資金供給を止めれば、自滅させられます。ガン治療と同じですね。ガン組織への血流を止めて増殖を抑制できる(確か読売新聞の「医療ルネッサンス」に出てた気がする)のと同じです。公的な贅肉組織への予算(資金)という血流を止めること、これが肝要ですから。


あともう一息です。政府、執行部はもうひと頑張りですから、何とか乗り切って欲しい。




追記:(15:30頃)

またしても手続き論を繰り出してきたな。本当にダメな議員としか思えない。

Yahoo!ニュース - 共同通信 - 「郵政一任」へ抗議相次ぐ 自民参院総会

以下に、一部抜粋します。
総会では、郵政族で強硬反対派の長谷川憲正氏が「(一任を取った)郵政改革合同部会はパソコンの強制終了という感じだ。手続きを尽くすのが何より大事。昨日(19日)のような終わり方はしこりを残す」と批判。さらに「こんなことが許されたのでは党内手続きは全く信用できない」(中川義雄氏)、「小泉純一郎首相の言っていることにどう近づけるかというテクニックばかり議論し、本質論をほとんどやっていない」(桜井新氏)との声が上がった。


前から議論の質が変わっていない。理解力の乏しさが明らかだな。

大ばか者は、自ら理解するような努力をするべきだ。本質論というのを出すなら、桜井君が国家財政を運営するつもりで考えてみたらよい。自分の家計と思って再建策を明示し、その位置付けの中で郵政の運営方法を述べてみろ。本質というのを自ら示してみろ。できもしないくせに、簡単に本質論などと言うべきではない。