こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

なべ☆ほし~かんむり座~

2016年06月19日 | プラネタリウム

 かんむり座、「ヘラクレス座」と「うしかい座」の中間にある、「Cの字」型をした小さな星座で、あまり有名でもなければ、目立つ星座でもありません。今月の「久喜プラネタリウム」の番組ではそんな「かんむり座」のお話なのです。

 かんむり座には「かんむり座R星」という変わった変光星があり、なんと「暗くなる原因」が「煤」による「爆発型変光星」と呼ばれるタイプであり、「煤」によって6等星から14等星まで明るさが変わるというちょっと変わった変光星があります。

 そして、「かんむり座」付近には「ヘラクレス・かんむり超銀河団」と言われる「銀河の集まり」があるのです。銀河は、互いの重力により集まる性質があり、多く銀河が集まり、「銀河団」を形成し、銀河団がさらに集まると「超銀河団」になるのです。このヘラクレス・かんむり超銀河団」は「長さ100億光年」もあります。ちなみに地球が所属する「天の川銀河」はこれと別の「おとめ座超銀河団」に所属しています。

 最後に「インドネシア」のお話です。これがまたシュールなんですよね。

 男が散歩していると川で大きなウナギと遭遇、男はそのウナギを捕まえ持ち帰り妻に「昼までにスープを作っておくように」と言い畑仕事に出かけて行きました。妻は「ウナギ」をそのまま茹でようと鍋を探したのですが、自宅はもとより、村中を探してもありませんでした。このままでは「夫に怒られる」と妻は香辛料を体中に塗り、仮病を使う事でスープを作れなかった理由としたのです。男は妻が病気となってしまったので、自分でウナギを刻んでスープを作ったのです。息子がそれを妻に運び与えると、相当おいしかったようで、何杯もお代わりを頼んだのでした。やがて、男と息子は畑仕事へ出ていった間に、妻は鍋に残っていたスープを飲み干し、それでも足りなかったのか、ついには鍋に頭を突っ込み鍋底を舐め始めたのです。が、なんと今度は鍋から頭が抜けなくなってしまったのです。その姿を畑仕事から帰ってきた男が遭遇。妻は「鍋が頭にかみついた」と騒ぎ、何とか男が鍋を引っ張り妻の頭から鍋を取ると、妻の首には赤痣がついてしまったのです。それを見て男は怒り、鍋を金づちでボコボコにしてしてしまったのです。息子が帰ってくると、男が鍋をボコボコにしているじゃないですか。何事かと理由を聞いてみるまでも無く、息子は状況を判断し、男と妻に諭したのです。インドネシアでは「物にも精霊が宿る」とされており、理由もなく鍋をボコボコにしてしまった事を謝り、祭壇で祭ったのです。その時「鍛冶の神」が現れ、男と妻の行動を諭し、鍋を空に上げて星座にしたのです。その後、息子は鍛冶の神に弟子入りし、立派な鍛冶屋になったそうです。このお話は「物事を誤った判断をしないように」との戒めの話なそうです。ちなみにこのお話は「ビンタン・パンチ」と言い「ビンタン」は「星」、「パンチ」は「鍋」を意味しています。なお、「観光地」である「ビンタン島」は綴りが違うので別の意味だそうです。

  それでは、本日の登場良人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方です。「プラネタリウムの妖精」を名乗っている「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。ホント「東南アジア」に伝わるお話って突拍子も無いですよね。

 

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