1 大嶺祐太 投手 21歳 年俸1250万円
【2009年成績】 16試合 5勝6敗0S 防御率5.78 95回 115被安打 11被本塁打 35与四球 5与死球 59奪三振 被打率.308
プロ初完投、そして初完封勝利と飛躍の1年となった大嶺ですが、開幕前の期待通りの活躍をしてくれたかと問われれば首を傾げたくなります。
しかしまだ高卒3年目であることを考えれば充分すぎる成長であり、厳しい言葉は期待の裏返しだと思って更なる飛躍に期待をしたいと思います。
明らかに素材型である大嶺がこれだけの短期間で1軍に定着をできるようになるとは、入団時には思ってもいませんでした。
実際にルーキーイヤーの登板を見た限りではストレートが速いだけの投手との印象も持ちましたし、故障がちなこともあって大丈夫かとの心配が先に立っていたことは否めません。
しかし大嶺はその予想をはるかに越えた成長ぶりを見せつけて、伊達に1巡目で重複をしたわけではないとことを証明してくれました。
成瀬や唐川とともに三本柱の一角にと、その期待はうなぎ登りとなっています。
その成長ぶりの最たるものが、何と言っても制球力の向上です。
しかも課題であった変化球の精度が格段とアップをしており、右打者の外角低めにコントロールをされたチェンジアップの素晴らしさはまさに涙なくして語れません。
そのトレードオフとしてストレートは140キロ台前半と魅力が半減をしてしまった感はありますが、力を入れれば150キロ近いボールを投げられるところも見せてくれましたので、フォームさえ固まればストレートを武器にするスタイルに戻すことも容易ですし、今はコントロール重視のフォーム固めを優先することでよいと思います。
とは言え、課題がコントロールであることに変わりはありません。
ちょっと力を入れてストレートを投げると高めにうわずってしまい、空振りをさせることができません。
もう少しストレートにまとまりがあれば三振はもっと奪えるはずですし、被打率が3割を越えることもないでしょう。
このあたりはもう少し辛抱強く見守る必要があるのでしょうが、来季はストレートの精度を上げることを目標にしてもらいたいところです。
序盤に課題であった80球の壁はクリアをしましたし、秋季キャンプでしっかりとした体作りをすれば来春には見違える姿を見せてくれるだろうと、わくわく感が止まりません。
【オリオン村査定】 1250万円 → 1800万円 (△44%)
当時を思えば格段の進歩とは思いますが、甲子園でも魅了していた150キロ越えのストレートは捨てたのでしょうか?それとも今年は剛球投手成長のためのいち過程の年だったのでしょうか?来年、再来年の進化型が楽しみです。
それにしても、彼には一にも二にもメンタル面での成長を期待したい。コバヒロともども滝にでも座禅にでも修行に出てほしいなあ。
今季のピッチングも…まさに野性馬から競争馬への第一歩…無限の可能性と葛藤の中で成長期を迎えた青年投手ですねぇ。私のまわりのお母さんファン達には「侑己くんより母性本能をくすぐられるのよね~」だそうです(笑)
コントロール重視の矯正中フォームから軽く投げて145km超え…あの150km超えの暴れ馬の姿を知っているだけに…完成開眼したらどんな投手になるのだろう…伊良部や阪神藤川を超えるのでは…と夢(妄想)が広がります。順調に一歩一歩成長していって欲しいものです!
その成長過程を見れる私達は、幸福なファンなのかもしれませんねぇ(笑)
正直その指導に大嶺が耐えられるというか、自分の中で消化できるかというと厳しさを感じますが、いずれにしてもこのまま経験を積んでも小さくまとまるだけでしょうし、いちかばちか来年は大嶺のプロ野球人生を運命づける大きな転機になるのではないかと思っています。
何かブレイクするきっかけが必要なのでしょうが、自分自身も含め、誰もそれは分からないのでしょう。精神的なものはどの選手も同じで必要なのですが、自信につながるプラスアルファが何なのか。
力を抜いた制球力を求めるならば投げ込み、全力の制球力ならば走りこみと江夏は言っていました。その先にある130Kでバタバタ抑える、一方150Kでもドカスカ打たれるのは別の理由があり、それを掴んでくれれば大化けすると思うのです。
現役時代にわけの分からないフォームで投げ、江川と対等に張っていた西本コーチに良い方向に引っ張って行ってもらえればと願っています。
唐川選手と同じくマイペースな性格なんでしょうが、小宮山選手の最後の言葉「一日中野球の事を考えろ」この言葉を真摯に受け止め、来年は二桁、防御率も3点台前半を目標に先発ローテの軸として活躍して欲しいです。
まだまだあせらずにのびのびやらせたら
いいと思うんだよね。
後輩の唐川投手の活躍が、プレッシャーに
なっているように思えてならない。
まだまだ、まとまって制球力を意識しすぎる
ことはないと思っています。
150kだしたところで、打たれる時は、
打たれますけど、迫力のあるピッチングが
観たいですね。
チェンジアップもいいけれど、変化球でも
フォークとかシュートなど、パワーで打者を
ねじ伏せるようなピッチングが観たいです。
村田さんや、伊良部さんのように
マウンドで風格のある投手になってくれることを
希望しています。
東京にでてきて3年。
よくやっていると思います。
どうもありがとうです…
ようやくプロの世界にも慣れて、自分の立場を自覚したことにより、精神的にも成長したのでしょうか。
石垣島育ちで、マイペースでノンビリ屋さんだと思いますが、ツボにハマると捉えどころの無い快投を見せてくれますが、制球が外れてピンチになると、とたんに焦りの表情が出てしまい、四球と痛打の連続でした。
西本コーチにはプロの体を作ることを含め、精神的にも教育をお願いしたいです。
来年は先輩達を押しのけて、エースになることを期待します。
田中将大に匹敵するだろ..と甲子園で見せたような怪物ぶりは影を潜めていますが、特に心配はしていません。どんな投手も常に万全のコンディションでマウンドにあがれる訳ではない。悪いなりのピッチングができる、場面に応じたピッチングができる、そういうマウンドにあがる資格ための経験値を積み上げている最中だと思っています。
2010年は「序盤に簡単にノックアウトされないやり方がわかった」と是非言って欲しいものです(笑)。ただ自分がどういう投手を目指すのか、という到達点のイメージは過程段階でも持っていて欲しいもの。伊良部が二桁勝ったのは7年目。まだまだ成長中で楽しみです。