オリオン村(跡地)

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西岡がメジャー挑戦へ

2010-11-09 22:14:25 | 千葉ロッテ

どうやら西岡が明日にメジャー挑戦を球団に申し入れるようです。
個人的には楽観視をしていましたし、その考えは変わっていませんが、明日は小林宏に渡辺俊、吉見に里崎との会談も抱えていますから球団は大忙しです。
どう転ぶかは分かりませんが、ファンとしては経緯を見守るしかありません。

西岡がメジャー移籍決断!「日本一で区切り」 (11/9 スポーツニッポン)

日本一に輝いたプロ野球ロッテの西岡剛内野手(26)が今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を目指すことを9日、決断した。
10日に球団へ申し入れる。
西岡は海外フリーエージェント(FA)資格での米移籍が可能になるのは早くても2013年オフで、早期の大リーグ挑戦にはポスティングを利用する必要がある。
西岡は「最終的に日本一という結果を残せて、自分の中で一区切りがついた。今度は子どものころからの夢を追い掛けたい」と決断した理由を話した。
西岡は今季、パ・リーグではオリックス時代のイチロー(マリナーズ)以来2人目のシーズン200安打を達成。
206安打、打率3割4分6厘で最多安打と首位打者のタイトルを獲得した。
日本シリーズなども含め全試合にフルイニング出場し、史上初めて3位から日本一に輝いたチームを主将として支えた。
03年に大阪桐蔭高からドラフト1巡目でロッテに入団し、通算8年間で打率2割9分3厘、55本塁打、300打点。
▽ロッテ・西岡剛内野手の話
ことしは主将としてチームの勝利のことだけを考えてきた。最終的に日本一という結果を残せて、自分の中で一区切りがついた。日本シリーズが終わって、今度は子どものころからの夢を追い掛けたいと思った。日本一になっていなければ決断していないと思う。
▽ロッテ・石川晃球団運営本部長の話
彼の気持ちは、重々承知している。ただ、球団にとって必要な選手なのは間違いない。話を聞いてからでないと、何も決められない。

西岡の夢は夢としても、この時期のメジャー挑戦には賛成をしかねます。
チームとしては西岡の後継者どころかその候補すらいませんし、人気という点でも西岡を手放す余裕が球団に無いことは明らかです。
またポスティングであっても入札額は500万ドルがせいぜいとも言われていますから、とても見合った金額ではありません。
ですから3億前後は確実と思われる年俸負担に耐えられないと判断をするのでなければ、はいどうぞ、と球団が首を縦に振るとはとても思えないのが個人的な見解です。
松井稼や岩村の例を挙げるまでもなく内野手がメジャーで成功をするには困難を極めますし、井口ですら成功をしたとは言いがたいものがあります。
下手をすれば井川のように選手として一番脂が乗りきった時期を無為に過ごす、ということも考えておかなければなりません。
これまで海を渡った多くの一流選手の成績に比べて西岡がどうかと考えた場合、もちろん新庄のような例もありますから一概に比較はできないものの、どう贔屓目に見ても見劣りをしていると言わざるをえません。
またメジャーが求めている選手像とも合致はしないであろうと思いますし、メジャーバブルが弾けた今は西岡にとっても球団にとってもタイミングが悪すぎます。

今回の西岡の発言がどこまで本気なのか、そこを見極める明日になるのだろうと考えています。
あくまで来年以降を見据えたジャブに過ぎないのか、不退転の決意を持ってのことなのか、会談の結果が待たれます。
本人が望み、球団が認めるのであればファンとしては仕方がありませんし、成功をしてくれればとは思いますが、どうにも消極的である気持ちは隠せません。
中島のような泥仕合は望みませんが、球団が表面上の大人の対応をするのではなく、西岡にとってそれがベストなのかという観点で判断をしてくれることを願うばかりです。

 

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ロッテのオフも始まっている

2010-11-09 01:01:22 | 千葉ロッテ

 

さすがに今日はデイリーも日本シリーズから目を背けるわけにもいかなかったようで、またトーチューも大人の配慮で全紙がロッテの日本一を一面に持ってきてくれました。
謎の手によって西村監督の背中が引っぱられたおかげで今ひとつの胴上げ写真ですが、CSと同じくパネル購入の申し込みを済ませたことは言うまでもありません。
それなりの散財ですがそれだけの価値がある、そんな西村監督の胴上げです。

そして船橋東武を始めとして、CS優勝のときよりも広範囲での優勝セールが始まりました。
感心をするのはCS優勝でもそうでしたが、しっかりとロゴやポスターなどを用意していることです。
負けてしまえばゴミと化してしまうところにも投資をする手抜きの無さは企業としては当たり前なのかもしれませんが、いずれも下馬評では不利なロッテだっただけに感謝もしていますし、その心意気を喜んでもいます。
ただ2005年に比べるとグッズの展開が弱いのが残念でもあり、特にロッテリアで特大シールやのぼりを特典とした販売が今回にないのが残念でなりません。
地元開催でも入場者プレゼントはありませんでしたし、このあたりは締めるところは締めるということなのでしょう。

千葉ロッテの日本一パレード、21日で調整 (11/8 サンケイスポーツ)

5年ぶりに日本シリーズを制覇した千葉ロッテマリーンズの地元、千葉市の熊谷俊人市長は8日、「監督と選手、ファン全員が一丸となって戦った結果だ。盛大に優勝パレードをやりたい」と語った。
関係者によると、優勝パレードは今月21日にマリーンズの本拠地、千葉マリンスタジアム(同市美浜区)周辺の幕張新都心で行う方向で、関係機関と調整を急いでいるという。
市は同日、千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会(実行委員長・熊谷市長)を設立。
名誉委員長を千葉県の森田健作知事が務めることも決めた。
5年前の日本シリーズ制覇時には、千葉市中心部と幕張地区の2カ所で優勝パレードが行われ、計約27万人を動員した。
今季は、リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ制覇という史上初の快挙を果たした千葉ロッテ。
市では5年前を上回る人出が見込めるとして、調整を進めている。

さらに厳しい現実が私を襲います。
恐れていたとおりに優勝パレードは今月の21日になりそうで、15日から半月の予定で中国出張が入っている私にとっては辛すぎる現実です。
この歓喜を爆発させようと思っていただけに、持って行きようのない思いを中国で炸裂させて当局に連行をされないように気をつけなければなりません。
選手たちを一目でも見ようと千葉まで遠路はるばる足を運ばれる方も多いと思いますので、私の分まで楽しんできてください。

小林宏は10日にFA会談へ (11/8 スポーツ報知)

今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに移籍する意向を持っているロッテの小林宏投手(32)は8日、球団側と10日に話し合うことを明らかにした。
日本シリーズ制覇から一夜明けたこの日、小林宏は「今はじっくり考える。あさって話し合ってから」とだけ話した。
球団は権利を行使した場合、慰留しない方針を固めている。
また、石川晃球団運営本部長は、今季国内フリーエージェント権を取得した里崎智也捕手と渡辺俊介投手とも、10日に交渉の場を持つことを明らかにした。
里崎は「その時になったら考えます」とだけ話した。

そんな私の悲嘆をよそに、オフは着実にスタートをしています。
昨日に報道をされたとおりに小林宏はメジャー挑戦を視野に入れての会談を球団と持つようですし、FA権を今季に取得をした渡辺俊、吉見、里崎も同日に話し合うとのことです。
小林宏については気持ちよく送り出したいと考えていますが、それでも球団が慰留をしない方針だと報道をされてしまうのは寂しい気がします。
1億7000万の年俸に見合うかどうかは微妙なだけに球団の考えも分かりますが、それでも「必要な戦力だから残って欲しい」ぐらいの言葉はかけるべきでしょう。
だからと言って大盤振る舞いでの引き留めは無用ですが、そのあたりの機微だけは忘れないでいてもらいたいです。
また渡辺俊、里崎はレギュラーシーズンでの不調と体調の問題から、吉見は日本一の喜びもあるでしょうから権利行使はしないだろうと見ていますが、球団の言葉のかけ違いによりどう転ぶかは分かったものではありません。
渡辺俊と里崎については移籍もありうると織り込み済みですが、それでも揉めての退団だけは勘弁をしてもらいたいです。
既に巷では日本一チームの解体の危機、などと報道をされているようですが、せっかくの歓喜が溜息に変わらないよう願いたいものです。

西岡独占手記 チーム全員がボクをキャプテンにしてくれた (11/8 スポーツニッポン)

野球人生の中でも一番うれしいです。
レギュラーシーズンは3位通過だったけど、日本一になれるのは1チーム。
それを目標にやってきたし、05年とはまた違う喜びがありますよね。
シーズン終盤は白髪が増えました。
今までにないぐらいずっと集中してプレーしていたので、試合後の疲れは凄かったです。
去年までだったら試合後に外食して、それから飲みに行く元気もあったけど、今年はそれがなかった。
まだ26歳ですけど、年とったのかなあと。
ちゃんと野球と向き合って、野球に集中できたし、本当に頑張ったら遊ぶ気力もないんだなあというのを感じましたね。
ケガがあった8月を乗り越えて全試合フルイニング出たことは凄くうれしかったです。
ただ、個人記録に関しては本当に意識していなかった。
猛打賞の記録なんか、日本記録が何回なんて知らなかったし。
200本安打も「あと1本、あと1本」って思っていたら打てていなかったと思う。
考えていたのは優勝するためにどう貢献するかということだけ。
だから自然体で試合に入れたのかもしれない。
その後に200本安打と首位打者がついてきた感じですね。
キャプテンとして、西岡は変わったとか、チームを引っ張ったと言われる。
でも、それは僕の力だけじゃない。
チーム全員がキャプテン像をつくってくれたと思っています。
先輩方も僕を前面に押し出してくれたし。
もしチームの成績が伴っていなかったら、今年の西岡は頑張ったね、だけで終わっていますから。
去年は球団と監督の(対立)問題とか、(球団批判する一部の)ファンとのこともあって、野球をやめようかなと思うぐらい落ち込んでいた。
今年はまたファンの方が応援してくれるのかなと恐怖心を抱きながらシーズン最初から最後まで戦ったのでホッとした部分はあります。
それに妻(徳澤直子)には、恩返ししてあげたかったですね。
お付き合いさせていただいたのが去年の一番苦しかった時。
一番支えてくれたので。
苦しい時っていけてないと思うし、家に帰っても気が抜けたような感覚だった。
そういう時って女性は離れていく方が多いと思うんですけど、見放さずに、横にずっと居て、黙って僕のことを見守ってくれていたのは感謝したいな。
メジャーはFA権を取ったわけではないし、行けるとしたらポスティング制度。
今年1年は本当にロッテのことしか考えていなかった。
ただ少年野球の時からメジャーリーグって凄いところだなって思っていた。
今までいい選手が海を渡っている。
まずプロに入って成績を残してっていうのは日本のプロ野球選手の誰もが夢見ていることだと思う。
行けるか行けないかは分からないですけどね。
僕はその辺は凄く自由人なので、少しゆっくりしてもし行きたかったら球団に一言言うかもしれないし、行きたくなかったらずっとロッテにいる。
その時の直感であったり、今まで生きてきた自由な部分を出して、天真爛漫(らんまん)な人生を歩んでいきたいと思います。

そしてポスティングでのメジャー挑戦が取り沙汰をされている西岡ですが、昨日も書いたとおり個人的にはあまり心配をしていません。
最後の下りを読む限りではどうしても来年からメジャーという気持ちは見えてきませんし、球団がチームを支えてくれと頼めばあっさりと受け入れるのではないかと見ています。
怖いのが球団が3億に近くなるであろう西岡の年俸を払いきれないと判断をしてしまうことで、少しでもその素振りを見せれば西岡の気持ちは離れてしまうでしょう。
メジャーバブルが弾けてポスティングでの入札額は多くても500万ドル程度とも言われているだけに、西岡を手放すには軽すぎる金額です。
目先の赤字解消に躍起になるのも分かりますが、判断を誤らないことを願っています。

まだ日韓戦が残っているのでオフと言うには早いですが、コーリーとムニスの戦力外通告のニュースも流れてきていますし、ロッテも確実にオフに突入をしています。
トライアウトも近日中にありますし、他の球団に比べれば出遅れ感のある補強を怠りなく、来季も日本一を狙えるようなチーム作りを球団には望みます。

 

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