オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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待ってるぞポニーキャニオン

2010-11-10 02:05:59 | 千葉ロッテ

日本一を決めてポニーキャニオンがどう動くかに注目をしていましたが、どうやら新たにDVDを発売することにはならないようです。
当たり前と言ってしまえば当たり前なのですが、ちょっとガッカリとしています。
できれば結びの三番から日本一に至るまでの下克上を1本のDVDにまとめてもらいたかったのですが、市場規模を考えれば高望みなのでしょう。
それでもパッケージの差し替えは行われるようですし、出張中の発売になりますが楽しみに待ちたいと思います。 

千葉ロッテマリーンズ オフィシャルDVD 2010 「和」の結実 逆転日本一への軌跡!

ポニーキャニオン

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180分という収録時間に変わりはありませんので、レギュラーシーズンのダイジェストが割愛をされるのでしょう。
果たしてCSから日本シリーズの戦いが何分程度にまとめられるのか、最低でも60分は欲しいところですが、おまけ程度になるのではとの不安は隠せません。
もしそうであれば球団にプラチナ会員向けの特別DVDの配布を行って欲しいのですが、その会員制度が来季以降はどうなるかが分からないので無い物ねだりではあります。
以前に同様のDVDのプレゼントがあったので期待はするものの、ここのところの緊縮財政を考えれば諦めた方がよさそうです。
とりあえずテレビ中継を録り溜めた映像で我慢をするしかなさそうですが、DVDでは1枚に収まりませんのでパソコンに持ってくることが可能かどうかを試行錯誤するしかありません。
ネットワーク接続ができるはずなのですが以前に試みて断念をしましたので、東芝に問い合わせをしつつ頑張ってみます。

 

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2010年通信簿 シーズン総括 ベンチ

2010-11-10 00:02:00 | 千葉ロッテ

5年ぶりの日本一を成し遂げた西村監督を、マスコミは勝負師として持ち上げています。
実際に結びの三番からCS、そして日本一での戦いぶりは見事でしたし、勝利への執念も感じられました。
しかしレギュラーシーズンでの采配は納得のいかないものが多く、どちらが本当の西村監督なのかを判断するには来季まで待たなければならないのでしょう。
今度こそチームが常勝球団となれるよう、ポストシーズンでの西村監督が本物であることを願っています。

今年は基礎作りのシーズン、これは私だけではなく多くのロッテファンが覚悟をしたことだと思います。
個々の選手の資質を考えれば下位に沈むチームではないものの、緩みきった仲良しクラブの一掃がなければスタッフが代わろうとも何も変わらないことは明白でした。
ミスをしてもヘラヘラとする、全力疾走をするだけで故障をするなど、とてもプロ野球選手として胸を張れるような状況では無かったのがここ数年のロッテな戦いぶりです。
ですから緩みの象徴とも言える西岡をキャプテンに指名をしたこと、厳しい練習を秋季キャンプから課したことで、西村監督の並々ならぬ決意が感じられました。
特に西岡のキャプテン指名は2010年の最大のヒットで、このことで西岡が別人のようになったことが日本シリーズ制覇に繋がったと言っても過言ではありません。
ロッテ一筋にチームを見続けてきた西村監督の眼力が絶大なる威力を発揮した、そう高く評価をしています。
ですから「1点を確実に取りに行く野球を目指す」との言葉を信じていましたし、成績は伴わずとも見ていて納得のいく野球をやってくれるものだと思っていました。

しかしその野球はシーズンに入ってから裏切られた、と言うほどのことはなくとも、期待をしていたようなものではありませんでした。
荻野貴の活躍でチームが開幕早々に首位争いに突入をしたことで勝つことを第一にしてしまったからなのかもしれませんが、「堅実な野球」よりは「一か八か野球」という前監督と同様の采配が目立つようになります。
シーズン中盤には左対左神話へのこだわりも合わせて「実は昨年までも裏監督として実質的に采配を振っていたのではないか」と疑いたくもなるような昨年までと似通った采配となり、徐々にチーム成績も下降をして優勝どころかCS出場圏内すら危うくなる事態に頭を抱えたのは私だけではないでしょう。
かねてから打順を固定して役割をハッキリとさせるべきだと主張をしていましたが、その点では西村監督は期待に応えてくれました。
その一方でどんなに点差が離れても主力野手を最後まで使い続ける「行き過ぎた主力主義」による弊害は控え選手の伸び悩みで明らかでしたし、勝っていても負けていても同じ顔ぶれを投げさせる継投は裏監督の裏付けとすら思えるものでした。
いかにも近視的な采配には西村監督の今季限りでの退任すら考えましたし、おそらくCS出場を逃せばそういった主張を展開したオフになったかもしれません。

ところがCS出場のためには1敗もできない状況に陥ってから、結びの三番あたりから西村監督の采配に変化が見られます。
これまで荻野貴や今江など特定の選手にしかバントのサインを出さなかったものが、早い回から積極的に走者を次の塁に進める作戦に舵を切ったことで野球が変わり始めました。
このあたりはCSを制したときに「シーズン中は頑なにバントをしなかったのに」と解説者に指摘をされて苦笑いをしていましたが、確実に勝つためには何が必要かを西村監督が学んだ、あるいは追い詰められて本来に目指していた野球を取り戻したと思いたいところです。
日本シリーズのように練習もさせていないであろう4番打者にバントのサインを出すのはどうかとも思いますが、そのぐらいの徹底ぶりにはむしろ心地よさすら感じます。
私が望んでいたこういった野球がポストシーズン仕様でしかないのではとの懸念は正直なところありますが、この堅実な野球により日本一となったことで来季以降の采配に変化があることを、今度こそレギュラーシーズンでの1位通過が成ることを願ってやみません。

序盤にチームを引っぱった荻野貴、昨年まで獅子奮迅の活躍をした荻野忠、俊足ぶりで頭角を現した早坂など、シーズンを棒に振る故障者に悩まされながらもチームをここまで引き上げた西村監督の手腕は高く評価をされて然るべきです。
しかし故障者の穴を埋めた清田や岡田などは結果オーライでしかなく、積極的に若手を引き上げるような人事をやってこなかったこともまた事実です。
投手陣に顕著なようにベテランの力の衰えは隠せず、バランスよく我慢をしつつ若手を使っていかなければ2006年の悪夢の再来となりますから、ベンチ枠の有効活用や中継ぎ投手の立ち位置の明確化なども含めて改善をしなければならない課題が山積をしていることは敢えて指摘をするまでもないでしょう。
小林宏だけではなく場合によっては西岡、渡辺俊、里崎らの流出すらありえますから球団には補強のバックアップをお願いしたいですし、おそらくは今年以上の裁量を与えられるであろう戦力外からの採用やトレードで西村監督が眼力を発揮し、かつそれが数年後を見据えたものであることを願っています。
また西村監督がスローガンとした「和」は一部の小さなコミュニティでしかありませんでしたので、来季はチーム全体を覆えるような大きな「和」としてくれることに期待をします。 

2008年通信簿
2009年通信簿

 

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