オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2010年通信簿 2 今岡誠

2010-11-14 22:02:38 | 千葉ロッテ

2 今岡誠 内野手 36歳 年俸1500万円

【2010年成績】 26試合 44打数 3得点 10安打 打率.227 2二塁打 0三塁打 0本塁打 6打点 0盗塁 1四死球 3三振 得点圏打率.300

春季キャンプでの入団テストは儀式にすぎなかった今岡ですから、巷で言われるほどの厳しい道のりでロッテに入団をしたわけではありません。
しかし5月に甲子園での阪神戦の直前に1軍から外されるなど、単なるベテラン選手として特別扱いをされなかったことを考えれば、阪神で一時代を築いた今岡としてはプライドをずたずたにされたシーズンであったと思います。
そんな仕打ちにもめげずに2軍で頑張ってきたからこその終盤戦での1軍復帰であり、ポストシーズンでの活躍であったと高く評価をしたいです。

正直なところ今岡に戦力としての期待はほどんどしていませんでしたし、前監督の背番号をロンダリングしてくれるだけでも充分で、まともに守れないことを考えれば1軍に定着ができるとも思っていませんでした。
実際のところの成績を見れば予想の範疇ですし、むしろ2軍で問題児となることへの心配の方が大きかったのが本音です。
それでも伝え聞くところでは腐ることなく練習をしていたようですし、そこそこの成績を残したからこその1軍復帰なのでしょう。
CSファイナルステージで放ったホームランは貴重な一発でしたし、1軍はおろか2軍でも打てなかったホームランをあの大舞台で打てたことは努力をしてきた今岡への野球の神様からのプレゼントだったのだと思います。

来季の今岡が厳しい立場であることに変わりはありません。
DHを狙っているのは福浦だけではなく、青野や場合によっては金泰均やサブローを相手に戦っていくことになると思います。
それでも今岡が初心を忘れずに努力を怠らなければ、きっとチームの大きな助けとなってくれるはずです。
井口よりも先にユニフォームを脱ぐわけにはいかない、それぐらいの気持ちで頑張っていってもらいたいです。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1800万円 (△20%)

 

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根本、そして西岡

2010-11-14 18:06:00 | 千葉ロッテ

根本のトレードが正式に決まりました。
久保や川崎を出したことを考えれば痛さは半分以下ではあるのですが、それでも相手が日本ハムというのがイヤで仕方がありません。
前評判が高く指名が濃厚とも言われていた宮西をスルーして獲った根本を、僅か3年でその日本ハムに出して活躍をされたらどうするつもりなのか、マイナス思考でネガティブな発想ではありますが気が滅入ってきます。
そもそもドラフト3巡目で指名をした、その年に2番目の評価をした選手を3年で手放すことは編成の失敗を明らかにしたようなものであり、柳田や佐藤なども同様です。
早い見切りが必要なことはありますがアマチュア球界から見れば印象が良くなることはないでしょうし、一方でいい加減に見切った方がよいと思える選手が長々と在籍をしたりもしているわけで、どうにも素人には分かりづらい動きだったりします。
山本はともかく守備要員を必要としないチームで高口の存在意義が不明ではありますが、とにかく両人がこの不安を払拭する活躍をしてくれることに期待をしましょう。
そして使える左腕と見込んで山本を獲ったのですから、もう藤田のテストも不要だと考えます。

西岡、昨オフにメジャー“手形” (11/14 サンケイスポーツ)

今オフのポスティング(入札制度)で大リーグ移籍を要望しているロッテ・西岡剛内野手(26)に対し、球団側が昨オフに条件付きながら移籍を容認していたことが13日、分かった。
球団側では残留に向けた説得を続けているが、17日をめどに結論を出す予定で、メジャー移籍は濃厚な情勢となった。
西岡の移籍に“密約”があった。
この日、日韓クラブチャンピオンシップのため東京ドームを訪れた瀬戸山隆三球団社長によると、昨オフの契約更改の席などで西岡が「キャプテンとしてチームを引っ張ってチームにベストの結果を残し、個人の成績も良かったら、長年の夢をよろしくお願いします」と懇願。
これに対し球団は「約束をほごにすることはしない」と、容認する考えを示したという。
西岡のいう“長年の夢”とは、もちろんメジャー。
主将としてチームを日本一に導き、個人でもパ・リーグでは1994年のイチロー(オリックス)以来となるシーズン200安打を達成。
条件は十分に満たした。
重光昭夫オーナー代行と連絡を取りながら対応した同社長は、「もうしばらく残ってくれないかと説得しているが(移籍の)気持ちは強いし、かなえてもやりたい。悩ましいところだ」と説明した。
21日には優勝パレードなどが控えていることから、結論は17日までに出す予定で、移籍は容認せざるを得ない状況だ。
この日、西岡は4打数2安打。
閉会式後には、別れを惜しむファンからの“ツヨシコール”に「1年休まずやってきてファンの声援で報われた。最後にこういう勝ちのゲームができて野球人として幸せです」と応えた。
日韓頂上決戦を制し、有終の美を飾った主将。
次は海の向こうで夢を追う。
こちらも頭が痛い話題です。
キャプテン指名と契約更改の順序が前後をしているような気がするので信じてよいかどうかは微妙ですが、球団の煮え切らない態度を見れば信憑性は高いものと思われます。
そんなことは実現をするはずがないと高をくくったのであれば球団トップとしては失格ですし、仮にそうであっても表沙汰にすることで他の選手への悪影響が心配です。
まさか似たような経緯で渡米をした井口に入れ知恵をされたわけでもないでしょうが、西岡に限らず中島など選手がポスティングを当然の権利として要求をすること、そしてそれを是として報道をするマスコミを見るにつけ、球界の将来が不安でなりません。
自分のところは大丈夫だと思っていたであろう巨人から次々とFAで海外移籍をする選手が出ているのですからポスティングを希望するケースもあるかもしれないと、ナベツネあたりが豪腕を発揮して制度を潰してくれないかと期待をしたくもなります。
百害あって一利なし、制度があるから選手の心が揺れるわけで、メジャーも快く思っていないと聞いていますから外圧の形でもよいので早急な廃止を望みます。

 

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美しい胴上げ

2010-11-14 01:53:30 | 千葉ロッテ

 

スポニチダイレクトで注文をしたCS胴上げパネルが、半月ちょっとで到着をしました。
初めての胴上げにしては西村監督のV字スタイルが美しく、構図もばっちりで素晴らしい出来に仕上がっています。
上部の白っぽいところは映り込みですから何ら問題はありませんし、木製パネルで10000円という価格に価値を見いだせる方であれば必携アイテムだと思います。
額やサイズ違いの廉価バージョンもありますので、是非ともご検討ください。

 

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2010年通信簿 1 清田育宏

2010-11-14 00:30:24 | 千葉ロッテ

1 清田育宏 外野手 24歳 年俸1500万円

【2010年成績】 64試合 186打数 34得点 54安打 打率.290 11二塁打 0三塁打 2本塁打 18打点 5盗塁 25四死球 51三振 得点圏打率.372

期待以上の結果を残した清田は、開幕ダッシュの象徴とも言える荻野貴と遜色のない成績でルーキーイヤーを終えました。
印象度でもCSから日本シリーズでの活躍で荻野貴を抜いたとも言えますし、そのどこか抜けたような明るいキャラクターと地元千葉の鎌ヶ谷出身ですから人気も高まっています。
大松の5巡目に続いて清田の4巡目での獲得は大ヒットで、他球団の歯ぎしりが聞こえてきそうです。

荻野貴とともに右の外野手という補強ポイントを埋めるべくして入団をした清田でしたが、長打力のある荻野貴という立ち位置にその獲得に疑問が無いわけでありませんでした。
ですから1月2日の千葉マリンでの初投げに登場をしたのは地元出身というアドバンテージによるものであり、故障で早々に1軍から外れたのも当然だとの思いがあり、社会人出身ではあるものの大学で野手に転向をしたことから素材型で時間がかかるだろうとの見方をしていた自分がいます。
実際にファームでは開幕から主軸として活躍はしたものの荻野貴の故障で穴を埋めたのは早坂であり、その早坂が故障をしても結果の出ない竹原を使い続けるベンチに清田への期待は感じられませんでした。
素材型だけに試合で使ってなんぼの選手だと考えており外野手の頭数が不足をしたことで1軍に呼んだもののベンチで置き石状態にしていることに憤慨をしましたし、それであればイースタンでフル出場をさせるべきだと主張をしました。
その私ですら使うことで清田がここまでの結果を残すとは思いもよらず、その成長ぶりには驚き、そして喜んでいます。

清田の持ち味は日本シリーズでのバッティングに見て取れるように、その思い切りの良さであることは衆目の一致するところだと思います。
その代償として三振が多いのが難点ではあるものの、積極性の裏返しですから気にする必要はありません。
死球が6と打数換算をすればリーグトップの井口をも上回っており、その事を裏付けています。
三振の多さはルーキーとしてプロに慣れるための勉強代でもありますし、空振りを怖がって手打ちになるよりはマシです。
投手からすれば振ってくる打者の方が怖いとも言いますから、その積極性を来季以降も持ちづけてもらいたいです。

その長打力から将来の主軸として期待をされる清田ですが、2番という制約のある打順でも持ち味を発揮しました。
バントなどの小技も徐々に上手くなって順応性の高さを見せてくれましたし、右方向への意識の高さは金森打法の習得によるものなのかもしれません。
かなり難易度の高い金森打法を学ぶことは1軍に定着ができない清田には無理があると思っていましたが、結果的にレギュラーになったことで花開いたことはラッキーでもあります。
長距離打者に向いているとも言われる金森打法を清田が完全にマスターをすることができれば、3年後ぐらいの4番打者に期待をしたくなります。

その清田が来季は何番を打つのか、個人的には西岡のメジャー移籍を前提に1番を推したいです。
2番に比べれば自由に打てますし、俊足を活かして盗塁の数を増やして欲しいとの思いもあります。
何より長打力もあるトップバッターとしての新しい境地を切り開くことへの期待がありますし、荻野貴との核弾頭コンビに注目が集まることは間違いないでしょう。
そのためにはオフをしっかりと節制をすることが大切で、見るからに太りそうな体質が心配ですから、ポストシーズンで活躍をしたことで増えるであろう誘いをどう切り抜けていくかに来季に清田が活躍できるかどうかがかかっているとは言い過ぎではないと思います。
春季キャンプにどういった体型で現れるか、まずはそこに注目です。


【オリオン村査定】 1500万円 → 2500万円(△67%)

 

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