オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2010年通信簿 11 大嶺祐太

2010-11-28 19:29:53 | 千葉ロッテ

11 大嶺祐太 投手 22歳 年俸2000万円

【2010年成績】 13試合 3勝6敗0S 防御率5.17 71回1/3 78被安打 12被本塁打 34与四球 3与死球 52奪三振 被打率.282

船橋東武のポスターに西村監督、唐川と一緒にモデルになるなど球団やファンから今季の飛躍を期待された大嶺でしたが、その期待に応えることなく4年目のシーズンを終えました。
ドラフト1巡目の選手ですが高卒ということを考えれば4年間で37試合に登板をして10勝14敗の成績は悪くはありませんし、前田健や田中らと比較をするつもりもありませんが、しかし来季にプロの世界に入ってくる斎藤や大石に1年で抜かれかねないぐらいのアドバンテージしか作れなかったのは誤算です。
このままではその他大勢の一人になりかねませんので、頭一つでも前に出られるよう頑張ってもらいたいです。

せっかくコントロールが安定をしてきたところでのフォーム改造は、心配をしていたとおりの失敗に終わりました。
本人が前向きなコメントをしていましたので納得をしているのであればと思っていましたが、結局は諦めたところを見ればやらされている感があったのでしょう。
あのゆったりとした三段モーションのどこにアドバンテージがあるのかが分からないままに幕を降ろした大嶺の2010年のシーズンが、自分のことは自分で責任を持たなければならないということを自覚するための必要悪であったと思いたいです。

遠回りにはなりましたが、まずは昨年のフォームに戻すことを考えたいです。
コントロールが安定をしないことには大嶺は力が発揮できないとは、これまでの気弱なピッチングを見ての確信です。
ボールになることを怖がって腕を振り切れていない現状では、今後も足踏みが続くことは避けられません。
精緻なコントロールなどは不要ですから、「あの辺りにどーん」でいいと思います。
そのスタイルで階段を昇ってきた昨年までですから、まずはそこに立ち返りましょう。

ルーキーイヤーの西武ドームでの剛速球を、ロッテファンは忘れていません。
カブレラにスタンドに運ばれはしましたが、力勝負に心が揺さぶられました。
あの感動を再び取り戻すためには基礎固めを怠らず、その上でスピードを上げていく方がよいと考えます。
来季の大嶺には2011年があったからこそ今の自分がいると、そう振り返ることができるようなシーズンとしてくれることを期待します。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 2000万円 → 1800万円 (▼10%)

 

コメント (19)