7 西岡剛 内野手 26歳 年俸1億7000万円
【2010年成績】 144試合 596打数 121得点 206安打 打率.346 32二塁打 8三塁打 11本塁打 59打点 22盗塁 83四死球 96三振 得点圏打率.323
まさに昨年までとは別人とも思えるような西岡の活躍が無ければ、間違いなくロッテの日本一は夢物語で終わったことと思います。
その西岡が日本一を手土産に海を渡ることは痛手であり、ポスティングという制度への不満と不信が高まりますが、決まってしまったものは仕方がありません。
西岡が培った勝負への執念を受け継ぐ選手が出てくることに期待を繋いで、その挑戦が成就することを願っています。
大事な場面で円陣を組む、頻繁にマウンドに行って投手に声かけをする、チーム内のコミュニケーションを活発にさせるなど、キャプテンとして文句のない働きを見せた西岡でした。
全試合全イニング出場などは望外の偉業ですし、その上での首位打者に得点、安打、塁打はリーグトップですからMVP投票でも上位につけたのは当然のことです。
121得点と206安打は球団記録を更新しましたし、シーズン最多猛打賞の日本記録も作りました。
まさに記録ずくめの2010年のシーズンに日本一という栄光まで手にしたのですから、日本でやれることはやり尽くした感が出てくるのは自然な流れなのかもしれません。
3年前に複数年契約を結んだ際の記者会見では「球団の方がメジャーを意識している」と言っていただけに今回の「子どもの頃からの夢」との発言はにわかには信じがたいものがありますが、口約束でも球団がポスティングの約束をしてしまったからには西岡を非難することはできないでしょう。
ロッテファンとしては不満が無いわけではありませんが、やることをやって去っていくのですから清々しいとでも思うしかありません。
正直なところ走攻守とも、技術的に見違えるような成長があったとは思っていません。
打撃はやや強引なところは相変わらずでしたし、手先で簡単に処理をしようとする守備や衰えの見える走塁もこれまでと同じでした。
ですから気持ちが変わるだけで結果がこれだけ激変をする好例だと、西岡の躍進にそういった見方をしています。
逆に言えばこれまで過ごしてきた無為な刻を後悔している西岡だと、そう思いたいものです。
長打を狙うのをやめたとは本人の弁ですが、印象としてはその言葉どおりにセンターから逆方向への打球が多かったように思います。
詰まったような打球でのヒットも少なくありませんでしたし、そういう意味では一皮むけたように思います。
どんな当たりでもヒットはヒットですから、ピート・ローズに何を言われても気にする必要はありません。
要は塁に出てホームに帰ってくればいいだけの話であり、そういったヒットを積み重ねてのパシフィックではイチロー以来の200本安打は自信になることでしょう。
もう少し小技を見せてもよかったとは思いますが、あれだけ打ってくれれば贅沢な望みではあります。
日本シリーズでもやらかした守備でのミスは、言葉の通じないメジャーでは早急な改善が求められることになるでしょう。
むしろ言葉が分からないだけに、日本での追い過ぎとは真逆なプレーとなってしまうかもしれません。
瞬発力には秀でるものの悪送球などの軽率さも目立ちましたので遊撃手としてではなく二塁手としてでなければメジャーは厳しいとの指摘もありますが、本来が二塁手だった西岡ですからそこにこだわりはないように思います。
日本人の内野手としての評価を上げることを目標にするのであれば、ポジションにこだわる前にやるべきことがあると考えます。
走塁では終盤から盗塁の数が増えましたが、それだけになぜに終盤まで走らなかったのかが理解できていません。
パワーを得たことによるトレードオフの結果でスピードスターの称号を失ったと見ていたのですが、どうやらそうではなかったようです。
荻野貴が自由に打てるように走らなかった、では中盤以降が説明できませんし、やはり意図的に走らなかったように思えてなりません。
逆に言えばメジャーを意識したからこそアピールポイントとして盗塁を試み始めたと、そんなうがった見方もしたくなります。
そう考えれば手抜きの虫は殲滅し切れていなかったと言えますし、まだまだ伸びしろがあるとも言えます。
いずれにせよ手元にカードを残した状態で勝ち残れるほどメジャーは甘い世界ではないでしょうから、最初から全開で勝負をする西岡が来季は見られそうです。
西岡の穴は大きく、それは戦力面だけではなく人間としてチームをまとめる選手がいなくなることの損失です。
若手が目の色を変えてポジション争いをしてくれれば不活性気味な野手陣に風が巻き起こる効果となって前向きにも考えられますが、おそらくは西村監督が標榜をする「和」の後継者には悩まされることになるでしょう。
西岡が「自分がいなくなったことで」と気に病むようなことにならないよう、いろいろな面で新しい芽が息吹くことを願うばかりです。
【オリオン村査定】 1億7000万円 → 2億7000万円 (△59%) ※11/18にポスティング公示
ただ気持ちの強さとキャプテンシーだけは埋まらないでしょう。
強いていえば井口でしょうか?
日本一は西岡による勝利への激しい執念があって初めて達成できたのだと思います。
常勝西武にいた石毛がついにロッテに現れた、
これからロッテも…?と期待しただけに、
西岡の流出は痛すぎます。
常勝ロッテはいつになったら、やって来るのでしょうか?
でもメジャーで三年頑張ったならマリーンズに戻ってくるように!
来年以降の遊撃はどうするつもりでしょうか?
球団も、西岡と約束していたんですからドラフトで高校、大・社とわずに遊撃手候補をとって欲しかったです
西川は無理でしたけど、阿部は行けましたよねぇ
個人的には津野でも指名すればよかったと思います
後釜が出てくるまでは残留して欲しかったです…
自分は西岡がポスティングするなんて思っても見ていなかったからビックリです
ショート根元の躍進を期待します(二塁手として見たかったなぁ)
弟キャラで…甘えん坊の遊び人のイメージ…
守備はまだまだ…鷹の川崎や西武中島の方が上…
打撃も…三割打つまでは認めない…繰り上げ三割やぎりぎり三割ではまだまだ…
と…常に厳しく見てきた選手でしたが…
今季は文句ありません(笑)
キャプテン剛よ…ありがとう!
メジャーでは…くじける時があっても…あのギラギラした瞳で…壁を乗り越えて…躍動して輝いてほしいですねぇ~
剛を失ったマリーンズ…
次の遊撃手…先頭打者…キャプテン…課題は多いですが…
長いオフの間にゆっくり考えるとしましょう(苦笑)
本当はこんなのではいけないんですけどね……
やり残したこと、まだあるじゃないですか。
シーズン一位通過での日本一が。
このままじゃロッテはいつまで経ってもCSのお陰だけで日本一とか言われますよ。
ほんと、残念でなりません。
200安打のキャリアハイ、猛打賞の日本記録、見ていてとても興奮しましたし有り難く思います。
メジャーでも、まあ通用するかどうかは解りませんが、頑張って欲しいですね。
球場へ観に行ってもケガで休み、出場せず…というのは一度や二度ではありませんでしたし、派手ではあるものの堅実とはとても言い難い不安定な守備も正直自分の好みには合わず…。若くしてシーズン2位とはいえ日本一を経験してレギュラーも与えられれば調子に乗るのもわかるが、もっと謙虚にやってほしい、という感じのことを2年前か3年前、この通信簿で書かせてもらった覚えがあります。
今年は開幕ダッシュに成功し、解説陣が西岡の変化とキャプテンシーを評価する声がGW前後に多く聞かれましたが、それでも私は半信半疑の目で見ていました。
打率も「しばらくしたら落ちてくるんだろうな」という感じで、妙に冷めていました。
それが、9月には「西岡を何とかCSへ連れて行ってあげたい」と思うほどになったのは、自分でもビックリです。
西武ドームのCSから最後の名古屋まで続いた奇跡は、西岡が1年間頑張ってきた成果そのものであり、神様がくれた西岡へのご褒美でもあったと思います。
昨年のマリンの騒動から、今年のキャプテンとしての頑張りには、本当に心を打たれました。
言葉にするのが難しいですが、今年の西岡からは大事なことをいろいろと教わった気がします。
メジャーでも頑張ってください。
残った選手には、西岡の穴を埋めるべく必死に練習してほしい。
そんな簡単に穴は埋まらんでしょうが…
西村監督のキャプテン指名、さらに遡れば昨年のあの騒動・・・。まさに、立場が人を作りましたね。
これだけ、気持ちやモチベーション、立場によって成績が変わる選手も珍しいのではないでしょうか。
だからこそ、”本当に行きたい”メジャーならば、賛成します。行ってこい!
行きたかったメジャーへ行って、やりたいこと全部やり尽くして、それでも物足りなくなって、それで千葉へ戻ってきてくれ。
向こうで成功して、メジャーから引く手数多だけど、それでもオファーを蹴ってロッテのために戻ってきてくれる。
「いやぁ、アメリカも凄いことは凄いけど、日本のプロ野球も凄いねん。次は日本の野球少年のために頑張ります」
ぜひとも、そう言って欲しい。
フロントが「3年後に・・・」という発言してましたが、そこにかすかな期待を持って・・・・。
これから、もっとしっかりと真摯に練習して、もっと体をつくり、鍛えて、パワーとスピード、それに堅実さを兼ね備えていtってほしいと思います。
謙虚に、自分に厳しく、取り組めば、まだまだレベルアップすること間違いないと感じた今シーズンの西岡選手でした。
大リーグ挑戦はほぼきまりですので、あちらでしっかり色々な経験をしてきて欲しいと思います。野球以外の部分でもいろいろあるとは思いますが。
プレー面の課題といえば、やはり守備と走塁でしょうか。
守備の面では、守備位置からサード側の打球はかなり苦労しているようにみえ、金子誠がやるような深めに守っておいて、大概の打球を前への動きの中で処理するというようなプレーができたらなと思っていましたが、メジャーだと天然芝が当たり前ですので、そういう守備もしにくいでしょうね。
あとは走塁面で、去年まではスタートが投げてから走るような感じでどうしてもいい送球ならアウトという感じがしてましたが、後半は少し盗んで走る感じがでてきたように思います。
西岡が去って、チーム的に苦労しますが、それもまた、内野陣で出場機会に恵まれない連中が目の色を変えてくれることを期待して、西岡には一層の飛躍を期待します。
来年もこの調子でお願いしたかったんですが。
今期も好守備と拙守備のムラはありましたし、明らかに走力は落ちていると思うのですが、それでも行くからには頑張ってほしいです。
どうも西岡が抜ける事を嘆くのに抵抗があるんですよね。
いるメンバーでやるしかないです。